The Apocalypse

世界の終わり

8世代振り返り

 こんにちは。H.I.(ハイ)といいます。ポケモンのランクマッチを頑張っている者です。今回は、8世代が終わるという事で、思い出を覚えている限りで振り返っていこうと思います。お暇な方は是非読んでいってください¥(_ _)¥

 

目次

 

2019年11月~2020年4月:S1~S5

 この頃はちょうど大学受験真っただ中で、ポケモン自体も高校に入ってやめていたため、剣盾が発売した当時はポケモン自体は全くやっていませんでした。何ならswitchも持っていませんでした。ただ、ライバロリさんの動画はたまに見ていたので、ある程度の知識は持っていました。いわゆるエアプというやつでした。また、なんとなく大学生になったらポケモンガチ対戦に復帰しようかなと思っていました。そんなこんなで無事大学生になることができたため、本格的にポケモン購入について考えるようになりました。

2020年5月~6月:S6、S7

 ポケモンを買うかどうかにかかわらず、switchを買うことは決めていたため、買いに行ったのですが、品薄によってすぐには買うことができませんでした。1か月待ちとかで結局買えたのが4月の終わりごろだった気がします。そんなswitchが届くのを待っている間に、ポケモンの対戦動画を結構たくさん見て、実際にやりたい欲が出てきたため、ポケモンを買うことに決めました。

 そして、switchとポケモンを手に入れて、満を持してのランクマデビューとなったのが、2020年5月のS6でした。ガチ対戦自体は中学生の頃にORASとSMを友達とやっていたのと、動画をよく見ていたというのもあって、種族値努力値等の対戦の基礎はほとんど知っている状態でした。しかし、中学生当時も別に強いわけではなく、ポケモンをそこまで理解しているわけでもなかったので、この当時はかなり苦戦した記憶があります。そんな中でも、S6は最終日付近に最高2000位とかにはなんとか行くことができました。

 次のシーズンのS7では、初めて自分なりにギミック構築を組んでみて、自分で考えた構築でランクマをやっていました。しかし、全く勝つことができずに5桁と4桁をさまよっていました。そんな時、(確かこの頃だったと思いますが)おすすめにくろこさんの動画が出てきて、そこからくろこさんを知るようになり、以前から見ていたバンビ―さんと合わせて、2人の最上位勢のプレイングを見ることにドはまりしました。そこで、この人たちのプレイングは上手いけど、ほとんどすべてのプレイングを理解することができて、これなら僕でもできるなという感覚になったことをはっきり覚えています。結局このシーズンは全然勝てませんでしたが、このゲーム構築が強ければ僕は絶対に勝てると感じました。

2020年7月~12月:S8~S13

 S8では、くろこさんとバンビ―さんの動画を見まくったおかげで、プレイング面に関してはある程度のレベルまで到達することができていました。と言っても今から考えるとまだまだ稚拙ではありましたが。また、このシーズンは立ち回りが固定されている対面構築で、さらにeasywinを取りやすい構築を使っていたため、当時ミスが多い僕でもある程度勝つことができました。今までレート1900すらいったことなかった僕がいきなりレート2000に到達することができて、めちゃくちゃ嬉しくて一人でガッツポーズしたのを覚えています。その後、S9~S13では何度かレート2000にはいくことができましたが、だんだんレート2000では満足できなくなっていきました。また、この頃の経験から、このゲームはプレイングよりも構築が非常に重要だという事を学びました。

2021年1月:S14

 このシーズンというか月は、僕がポケモンする上で非常に重要な月となりました。というのも、初めて一緒にポケモンをする友達ができたからです。マリカ一緒にする人募集みたいなツイートに、一切全く絡みが無かったですが頑張ってリプして、一緒にゲームするようになりました。今僕と仲が良い人たちのほとんどはこの頃に出会った人たちです。正直ここまで気の合う人たちと出会えたのはめちゃくちゃ運が良かったと思っています。そんなこんなでランクマも一緒に頑張っていたのですが、思った通りに勝てず苦戦していました。ただ、この月から通話しながらポケモンをすることが増えて、色々な人の考え方を聞くことができて、様々な新しい発想を得ることができました。そのおかげもあって、ずっと目標にしてきた初めての最終2桁を達成することができました。一番大きかったのは、最終日に通話しながら潜れたため、メンタル面がかなり良かったことです。最終2桁チャレンジもみんなに応援してもらって、あり得ないぐらい嬉しかったことを覚えています。

2021年2月~4月:S15~S17

 S15では、新しいルールという事で、先月できたポケモン友達と一緒にめちゃくちゃポケモンしまくってました。最終的には、何人かで似たような構築を使って、いわゆる構築共有というやつを初めてやりました。ただ、この時の経験から、僕は構築共有のような他の人と一緒に考えた構築を使う事に全然向いていないという事を学びました。このことを実感したので、これ以降の全ての構築は、他人を参考にしたりはありましたが、自分でちゃんと考えて作るようになりました。ただ、構築共有自体はみんなで団体戦してるみたいな感覚があって、個人戦であるポケモンにおいては、とても新鮮で楽しかったです。S16、S17ではそこそこ勝てたり勝てなかったりで、特に何か成長できたなという実感は無かった気がします。

2021年5月~7月:S18~S20

 今から考えると、この時が最後の一般環境でした。もちろん、この当時はそんなこと夢にも思っていませんでしたが。確か、S18では構築を作るのにめちゃくちゃ苦戦した記憶があります。構築を作っても作っても全部弱くて、なんかもうヤケクソになって適当に強そうなポケモン6体突っ込んだら、何故かいきなり勝てるようになって、びっくりしました。この時は付け焼き刃の構築だと思っていたので、まさかこの構築が自分の中の完成度トップレベルの構築になるとは思っていませんでした。

 S18ではギリギリ2桁にはいけませんでしたが、S19、S20ではS18の構築の改良版で危なげなく最終2桁を取ることができました。この時の構築は、相手してて不利な構築がほとんど無く、3シーズン使い続けて練度も極まっていたため、当たった全ての構築に五分以上の試合ができるという、今から考えるとかなり化け物構築になっていました。葉桜杯の予選を3週連続で抜けることができたのもいい思い出です。

2021年8月~10月:S21~S23

 ポケモンある程度勝てるようになってから初めてのダイマがない環境でした。勝てるかマジで不安だったのを覚えています。ただ、S21では初のR2100を達成することが、それも2ロムでできて今まででもトップレベルで嬉しかったです。ただ、この時の僕はヤンキー最盛期で、鉢巻ヒヒダルマでザシアンにつらら撃ったり、スカーフダイナでザシアンにダイマ砲撃ったりしてました。なお、この時にヤンキー行動があまりにも怖すぎて、心臓がはち切れそうだった感覚から、これ以降ヤンキーは影を潜めていきます。

 S23では久しぶりに人の構築を参考にして構築を組みました。元の構築がめちゃくちゃ強かったので、あまり使ったことが無いタイプの構築でしたがまあまあ勝てました。構築の重要性を改めて感じました。

2021年11月、12月:S24、S25

 結果的に、僕が剣盾で一番勝てていた時期となりました。S24では、剣盾で使ってきたポケモンの中で、最もeasywinを量産した腹太鼓あくびヒヒダルマを使って、当時自己最高となる最終24位を取りました。ちなみに、この時使ってたヒヒダルマはランクマで当たった人が使ってたあくびヒヒダルマに腹太鼓入れたら強そうという事で使ってました。当時このヒヒダルマに当たった時は、マジで構築にピッタリはまるピースが見つかって感動したことを覚えています。

 S25では、冠以来のレヒレドサイナットを組み込んだ構築を使って自己最高となる最終15位を達成しました。2ロムとも1桁が見える位置まで行けて1ロム溶かして終わりました。初めて1桁に届きそうでマジで悔しかったけど自己最高順位でめちゃくちゃ嬉しくて、よくわからない感情になったことを覚えています。

2022年1月~3月:S26~S28

 S26ではテスト期間という事で最終2桁を目標にして1ロムでやってましたが、危なげなく目標を達成することができて、かなり成長を感じました。少し前の僕は2桁行くのが精一杯という感じでしたが、この頃は2桁は割と普通に行けるなという感覚になっていたことに驚きました。

 ただ、そんな自信に満ち溢れていた僕が地獄に突き落とされるルールがやってきました。禁伝2体ルールです。S27ではそれまで続いていた連続2桁記録が途切れてあり得ないぐらい悔しかったのを覚えています。今のままの考え方で2桁なんて余裕だと思っていましたが、今のサイクルの考え方では環境によっては実力が一切通用しないと気付きました。S28では今まで通りの考え方で2桁を取ることはできましたが、最後の方上振れていただけで、実力が通用している感覚はありませんでした。

2022年4月、5月:S29、S30

 僕の今まで考えてきたことが通用しなくて、かなり萎えてしまって剣盾で初めて最終日をやらないシーズンとなりました。なんならマスボに上げただけでポケモンは一切触っていませんでした。

 ただ、何もなかったかというとそうではなくて、この期間でマリカを通じて新しく友達ができました。ポケモンやってる人もやってない人もいましたが、みんな一緒に喋っていて楽しい人たちで、まじで僕は恵まれているなと感じました。

2022年6月~8月:S31~S33

 しばらく萎えてポケモンをやっていませんでしたが、このルールを負けたままで終わるのはむかつくので、ポケモンを再開しました。ただ、今までの考え方ではだめだという事ははっきりしていたため、超久しぶりにガチガチの対面構築を使いました。もちろんほとんど経験がない状態で使ったので思った通りに勝てるわけもなく、同じ構築を使ったS31とS33ではどちらもR2000目前で惜敗しました。S32では他人の構築を参考にして構築を組みましたが、考え方が今までのものと同じだったので、案の定全く勝てませんでした。結果的にはこのルールに対しては「負け」という形になってしまいましたが、新しい事に挑戦できたことは良かったです。

 また、この期間で初めての対戦オフ会に参加しました。今まで仲のいい人たちとはリアルで会ったりしていましたが、同じポケモンを好きな同士と一緒にリアルでポケモンをするというのは初めてだったので、凄く新鮮でめちゃくちゃ楽しかったです。

2022年9月、10月:S34、S35

 僕にとっての地獄ルールから解放されて、新しいルールが始まったので、めちゃくちゃやる気がありました。前ルールの反省から、このルールでは今までのサイクルの考え方は一旦捨てて、完全な机上論対面構築を使いました。前ルールで対面構築を練習していたおかげで、対面構築に対してかなり理解度が上がっていたため、S34ではほぼ机上論通りの勝ち方ができて、R2000と最終2桁を達成することができました。

 S35でも同様に、机上論の段階で立ち回りをほとんど決めて構築を組んで、その通りに勝つことができて、割と高いところまで行くことができました。ただ、最終1桁目前で負けてしまって、嬉しさよりも圧倒的に悔しさの方が大きくなってしまいました。

 ひとつ前のルールの後半で、勝てなくても諦めずにひたすら対面構築を信じて練習し続けてきたことが、ここにきて実を結ぶことになってちょっと感動しました。今の考え方に固執せずに、勝てなくなった時に柔軟に考え方を変えることの大切さを身にしみて感じました。

 

まとめ

 総じて、かなりポケモンに関して楽しく成長できました。友達もいっぱい増えたり、ポケモン対戦以外のゲームもいっぱい楽しめたりして、めちゃくちゃ充実した8世代期間でした。ただ、中盤あたりから目標にしてきた最終1桁には届かなかったので、9世代では絶対に最終1桁取ります。SVでもめちゃくちゃポケモン対戦楽しもうと思うので、今後ともよろしくお願いします。

 ここまで読んで下さった方々、僕と絡んで下さった方々、僕と対戦してくださった方々、8世代の全て、まじでありがとうございました¥(_ _)¥

 

8世代ランクマ最終戦

最高最終順位15位

最高最終レート2113

最終2桁×12回

R2000↑×18回

 

悲しき没ポケたちの墓場~S34編~

 H.I.(ハイ)といいます。ポケモン剣盾のランクマッチを頑張っている者です。約1年ぶりとなる没ポケ集です。お待ちいただいていた方がいるかどうかわかりませんが、お待たせしました。この記事では、S34のランクマッチにて使ってみたものの、強いは強いけどなんか違うなというポケモンを没理由と共に紹介していきます。許可は要らないので、気になったやつがいればぜひ使ってみてください¥(_ _)¥

 

墓標

 

カイオーガ@ゴツゴツメット

特性:あめふらし

性格:ひかえめ

実数値(努力値):205(236)-×-141(244)-189(12)-161(4)-112(12)

技:こんげんのはどう/かみなり/れいとうビーム/こわいかお

調整

HB方面:特化ザシアンの+1ワイルドボルト最高乱数切り耐え

C:199(H)-135(D)ザシアンをゴツメ+140ダイストリームで確定、ゴツメ2回+こんげんで乱数1発(87.5%)

S:-1の100族抜き、-2の151族抜き

採用理由、利点

 構築にスカーフが余っていなかったがオーガを採用したかったため、スカーフ以外のダイマせずに強いオーガの型を考えた結果、この型に至った。約75%でダイマせずにザシアンに勝てる。また、後出しからマーシャドーに勝てたり、Cに補正をかけて火力を増強しているため、最低限のダイマ性能も保持している。怖い顔による、ダイジェットや龍舞してくるジガルデ、ゼクロム等の起点回避を行うこともできるため、盤面に残しやすい点も評価できる。

没理由

 ダイマせずに強いといったものの、それは一部のポケモンに対してのみであり、ダイマしないと勝てない相手が大体の構築に複数体入っていたので、選出する段階で結局ダイマ前提のような感じになってしまった。そのせいで、思ったよりも選出できなかった。また、メインウェポンが命中不安ということもあり、安定性に欠けているという部分も欠点であると感じた。

 結論、悪くはなかったが、意外と選出できなかった。

 

グラードン@ラムのみ〉

特性:ひでり

性格:いじっぱり

実数値(努力値):203(220)-222(252)-160(0)-×-110(0)-115(36)

技:じしん/ギガインパクト/いわなだれ/つるぎのまい

調整

A:特化

HD方面:D+1で特化カイオーガの雨下潮吹き確定耐え

余りS(-1の実数値172まで抜ける)

採用理由、利点

 構築でカバルドンが重かったため、カバルドンを誘い殺しできるポケモンとして採用。カバルドン対面は「地震剣舞→ダイアース」の動きで2ターン目吹き飛ばし以外は対応できる。なお、そんな動きをしてくるカバ使いは存在しない。カバ対面で特防を上げておくことで、裏から出てきたカイオーガにも対応できる。また、ダイアタックを入れることで、裏の浮いているポケモンとの択をある程度解消できる。また、身代わりに対してもダイアタックが強く出れる。炎技を入れていないが、炎技を撃ちたい相手がナットレイ以外いなく、ナットレイもダイアースでごり押せるため、全く困らなかった。地震にしていた弊害でザシアンを確定でワンパンできないが、基本グラードン入りに初手に出てくるザシアンは身代わり持ちがほとんどだったため、あまり気にならないばかりか、何なら対ザシアンの対面勝率は断崖よりも高いと思う。

没理由

 正直普通に強かったが、最終的に構築に入ってきたラムカイオーガの方が汎用性が高いため出して腐りにくく、選出圧力の面でもカイオーガの方が構築に適していたため、泣く泣く解雇する運びとなった。こいつの場合はカバルドン入りに初手からしか入れないが、ラムカイオーガの場合は裏に置くことができるため、不利対面を作るリスクもグラードンのほうが高い。さらに、こいつはザシアンの巨獣斬でかなり大ダメージを受けてしまうため、カバルドンが出てこなかった際にダイマしたのに1-1交換以上を取ることが難しい事も没理由の一つ。また、カバルドン対面剣舞を押した瞬間ラムがばれるため、ダイアースのタイミングでイベルタルを投げられることが多く、こちら視点考慮しにくい択を迫られる点も厳しかった。つまり、カイオーガと比べて相手依存度が高くなってしまう。

 結論、カイオーガを超えられなかった。

 

〈ラッキー@しんかのきせき

特性:しぜんかいふく

性格:ずぶとい

実数値(努力値):327(12)-×-62(252)-55(0)-156(244)-70(0)

技:ちきゅうなげ/シャドーボール/ひかりのかべ/タマゴうみ

調整

B:特化

D:偶数の最大値

余りH

採用理由、利点

 汎用性を保ちつつ、黒バドレックスのアストラルビットに後投げから勝てるポケモンを考えたところ、光の壁+シャドーボールラッキーが最も適任であると考えた。ポリゴン2も候補に挙がったが、相手できる伝説の数が明らかにラッキーのほうが多かったため、ラッキーに軍配が上がった。アストラルビットに後投げした後、光の壁とシャドーボールでわるだくみ+サイコショック持ちにも対面勝つことができる。また、それ以外にも、ゼルネアスや特殊イベルタル等の、ラッキーを突破しに来る特殊アタッカーに対しても、光の壁を張ることで裏と合わせて対応することができる。基本的には鉄壁HBナットレイと組ませて、受けサイクルに対してTODを行うことを想定している。

没理由

 ホウオウ入り受けサイクルの増加によって、ラッキー+ナットレイが機能しなくなったことが最大の没理由。また、あまえるがないため、物理アタッカーに隙を見せやすく、終盤に積み技のあるネクロが増加したことも相まって、思ったように活躍できずに選出できる機会が減っていった。

 結論、相手のホウオウが強すぎた。

 

 以上、悲しき没ポケたちでした。実はもっと多くのポケモンがこの記事に載る可能性があったのですが、なぜか戦力外になりそうなポケモンの多くが最終構築に残留したので、今回は少なめとなっております。

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。誰かこいつらを救ってあげてください¥(_ _)¥

【S34最終51位R2002】10%ジガルデ軸対面~きょうのわんこ~

 H.I.(ハイ)といいます。S34お疲れさまでした。久々にR2000と最終2桁を取ることができたので、構築を紹介させていただきます。自分なりにかなり考えた面白い構築になっていると思うので、是非最後まで読んでいってください¥(_ _)¥

 

※かなり長くなってしまったので、気になるところだけでも読んで下さると嬉しいです。おすすめは「作成経緯」「ザシアンの個体紹介」「選出、立ち回り」の部分です。

 

※追記(10/4):「選出、立ち回り」の部分のラストに追記しました。

 

【目次】

 

【コンセプト】

①対応範囲をできる限り広げる

②相手に型を読ませない

③伝説の圧力をうまく使う

 

【作成経緯】

 このルールは一般ポケモンが生き残りにくいため、プールが非常に狭いという事が予想された。つまり、1シーズン目からメタが有効に機能すると考え、構築を組むことにした。そこで、まず初めに対策するべき構築は、ステロ+ダイマ伝説や初手ダイマ+ザシアンのような対面構築だと考えた。これらの対面構築は、ザシアンを倒す手段が特殊方面に偏っていると感じたため、HDザシアンをベースに構築を組むことにした。  

 ただ、HDザシアンは役割対象と確実に対面させることができて初めて真価を発揮するため、誰が来るかわからない初手に置くのはあまり強くないと考えた。そこで、HDザシアンと合わせて広範囲の対面構築に初手出しできるポケモンを探したところ、すべてのポケモンの中で、10%ジガルデが最も適任であるとの結論に至ったため、採用することにした。と言っても意味が分からないと思うが、詳しい立ち回りは後半で述べる。

 ここまでで、軸となる2体が決まった。ただ、この2体では、ダイマックスが弱い、相手のザシアンが怪しい、対面構築にそこそこ入っているマーシャドーが重い、といった課題が残っていた。これらの課題を解決するために、基本選出の3体目としてスカーフホウオウを採用した。

 これで、基本選出となる3体が決まったため、ここからはこの3体できつい相手に対しての補間枠を考えた。そこで、まず真っ先にきついと感じたのがカバルドン展開だったため、そこに強く出れるポケモンを考えた。ラムグラードンや珠レシラム、珠ガマゲロゲ等を考えたが、最終的にはラムカイオーガが選出圧力的にも最も構築に合っていると判断し、採用した。

 次に、中盤あたりから流行り始めたHDダイナ+HBネクロ+イベルタルのサイクル構築に対して上記の4体で勝つのが難しいと感じたため、そこを崩せる珠ネクロを採用した。カイオーガ受けとして出てくるダイナを起点に崩すことができるため、構築とのシナジーも取れている。

 ここまでの5体で大体の構築には戦えると判断したため、最後の枠には、基本選出で重いHBネクロをけん制できつつ、珠ネクロと合わせてサイクル破壊できる眼鏡黒バドレックスを採用した。ザシアンと合わせて、環境に多いバドザシの並びを構築できていたため、相手視点の見え方と実際の構築との間に認識のずれを生むことができる。

 以上により、構築が完成した。

 

【構築概要】



 

【個体紹介】

〈ジガルデ~10%フォルム~〉

特性:スワームチェンジ

性格:ようき

努力値:20-236-0-×-0-252

実数値(10%フォルム):132-150-91-×-105-183

実数値(100%フォルム):294-150-141-×-115-150

持ち物:きあいのタスキ

技:サウザンアロー/りゅうのまい/みがわり/へびにらみ

 

きょうのわんこ

 後述のザシアンホウオウと合わせた構築の軸。対面構築に対して初手に出して龍舞身代わりでテンポを取っていく。龍舞を1積みした状態で対面突破or相手の初手ダイマをいなすことを目標にする。初手に出すなら他の襷ポケモンでも良いように思う人もいると思うが、このポケモンの強みは、襷まで削れるとなぜか耐久値が元よりも大きく増えるというところにある。そのおかげで、襷ポケモンなのに先制技に縛られることが無く、場持ちが非常に良い。ただ、かなり癖のあるポケモンであるため、うまく扱うにはかなりの練度が必要だと感じた。僕の場合このポケモンを1か月ひたすら使い続けたため、このポケモンに対する相手の行動をかなり高いレベルで把握することができていたため、最終日はかなり上手く扱えていたと思う。

 技構成は、メインウェポン且つ一貫性が高いサウザンアロー、コンセプトを実現するための龍舞身代わり、裏と合わせて安定行動として強力な蛇にらみの4つが一番強いという結論に至った。ただ、+1サウザンアローでH振りザシアンが落ちないため、蛇にらみの代わりに地ならしを入れて確実に処理できるようにするのもあり。

 今期約300戦対戦したが、このポケモンを使わなかった試合は10試合にも満たない。ちなみに後述する立ち回りを読めばわかると思うが、序盤と終盤に増えていたグラードン展開に対しては無類の強さを誇る。この構築のほぼ唯一の上振れ要素。ちなみに一切上振れなかった。なお、変身後にゼクロムカイオーガといった90族を抜けなかったり、火力が絶望的に低く、+1サウザンアローでザシアンを落とせなかったりと、少し数値が足りてない感は否めなかった。

選出率2位

調整

H:4n(身代わり2回で変身する)

S:最速(変身前で準速130族抜き)

 

〈ザシアン〉

特性:ふとうのけん

性格:いじっぱり

実数値(努力値):197(236)-210(4)-136(4)-×-167(252)-170(12)

持ち物:くちたけん

技:きょじゅうざん/じゃれつく/ワイルドボルト/でんこうせっか

 

きょうのわんこ2。

 構築の始点。一般的なHDザシアンよりも固いHDザシアンとなっている。調整意図としてはステロ+無補正カイオーガの雨下潮吹き確定耐え。個人的には革命的な調整だと思っており、この調整のおかげで相手の試合プランを幾度となく崩壊させてきた。意図した調整先は先述の通りだが、副産物として、特化カイオーガの雨下150ダイストリームを耐えたり、ステロ+黒バドの+1ダイホロウを耐えたりと、相手視点考慮できないポケモンになっていたと思う。ただ、後述の調整欄を見てもらえばわかる通り、ダメージ計算がかなりシビアであり、少しでも削れてしまうとあまり強くないため、役割対象に的確に合わせる必要がある。

 技構成は、言うまでもなく強力かつ必須の巨獣斬、スカーフカイオーガに対して他の技と合わせて対面勝つことができ、多くの削れたポケモンを縛れる電光石火までは確定だと思っている。残り2枠の内1枠は電光石火と合わせてスカーフカイオーガを縛れるじゃれつくorインファイトの選択。じゃれつくはゼクロム、ジガルデへの打点になり、インファイトディアルガナットレイへの打点になる。最後の1枠は剣の舞、身代わり、かみ砕く等が候補になるが、最終的にはカイオーガへの最高打点やホウオウへの打点になるワイルドボルトを採用した。

 最終日の選出率はおそらく100%だった気がする。めちゃくちゃ強かったが、上振れ要素がほとんどなく、逆に下振れまくっていた。相手の熱湯はほとんど燃えるわカイオーガの潮吹きは急所に当たるわ電磁波で痺れまくるわ散々だったが、最終日じゃれつくは一度も外さなかったのはえらかったと思う。ちなみに、20チャレで相手のザシアンを巨獣斬急所で出オチさせるという神展開を見せてくれたので、今までの所業は全部許した。

選出率1位

調整

HD方面:

・対オーガ

ステロ+無補正オーガの雨下潮吹き確定耐え

特化オーガの雨下潮吹き乱数6.2%

無補正オーガの熱湯ほぼ2耐え(乱数2発0.3%)

無補正オーガのれいび+雨下潮吹き乱数26.8%(スカーフれいびに後出し後にダイマしてきたオーガにワンチャン相打ち取れる)

・対イベル

ステロ+特化珠イベルの130ダイバーン確定耐え

特化イベルの130ダイジェット+130ダイバーン確定耐え

特化珠イベルの晴下熱風乱数12.5%

・対黒バド

ステロ+無補正黒バドの+1ダイホロウ確定耐え

無補正黒バドの+2アスビ乱数37.5%、アスビ2発は乱数28.1%

・その他

特化珠ディアルガの130ダイアース乱数18.7%

特化珠ルギアの130ダイジェット+130ダイアース確定耐え

特化ゼルネアスの+2フィールド140ダイサンダー確定耐え

特化ホワイトキュレムの+1クロスフレイム確定耐え

 

A方面:

+1じゃれ+石火で無振りオーガ確定

+1巨獣斬+ワイボで無振りダイマオーガ確定

+1巨獣斬+石火で珠ダメ2回入った無振りダイマイベル乱数81.1%、珠ダメ3回で確定

+1巨獣斬で無振り黒バドレックス確定1発

 

S:無振りガブリアス抜き

メタモンメタモンの+2巨獣斬を耐えてこちらの+1巨獣斬+石火で落とせる確率56.0%

 

〈ホウオウ〉

特性:さいせいりょく

性格:ようき

努力値:0-252-4-×-0-252

持ち物:こだわりスカーフ

技:フレアドライブ/ダブルウイング/じしん/ひかりのかべ

 

なんやかんや毎回構築に居る常連さん。

 軸の最後の1体。先述のジガルデザシアンでテンポを取ってこいつで詰める動きが強力。後出しから展開できる対面駒を意識して採用したが、しっかりその役割を果たしてくれた。再生力によって後出しによる被ダメを軽減できるのが非常に強力だと感じた。また、先述の2体ではダイマを強く使うことが難しいが、このポケモンダイマも非常に強力であるため、こちらのダイマが弱くなりすぎることが無いのが良かった。さらに、技構成を見て気づく人もいると思うが、このホウオウはおそらく唯一汎用性を保ったままマーシャドーに後出しからダイマせずに勝てるホウオウになっている。これによって数多のマーシャドー入り構築にeasywinを取ってきた。また、ホウオウは厚底ブーツを持たせないとステロ展開に出しにくいという欠点があったが、この型であれば相手の攻撃を受けずに上から殴れるため、ステロを撒かれてもある程度強く使える。ただ、フレアドライブでH振りザシアンを50%程度でしか落とせないのは注意が必要であり、先述のザシアンの電光石火と合わせて縛ることを意識していた。

 技構成は、ザシアンへの最高打点となるフレアドライブマーシャドー意識のダブルウイング、ザシアンゼクロムへの安定打点となりダイアースが強力な地震、ダイウォール媒体の4つで完結していると思う。ダイウォール媒体は正直何でもいいが、光の壁にすることで、先述のHDザシアンと合わせて詰めルートを増やすことができるためおすすめ。

 最終日は基本選出をした試合はほとんどこいつでダイマックスしていたが、めちゃくちゃ強かった。ダイジェット媒体がブレイブバードじゃないため、威力が落ちてしまうが、その分ダイバーンの威力は上がっているためそこまで気にならなかった。ただ、本来ホウオウというポケモンは聖炎火傷の上振れポケモンだが、この型では上振れ要素はほとんどなく、逆にダブルウイングを外すという下振れ要素の方が大きくなってしまうのは欠点だと感じた。このポケモンだけで様々な詰めルートを構築することができるが、それ故に扱いが非常に難しく、1手間違えると負けに直結するという事が多かったので、かなりプレイングが要求されると感じた。

選出率3位

 

〈日食ネクロズマ

特性:プリズムアーマー

性格:いじっぱり

実数値(努力値):181(68)-229(252)-148(4)-×-130(4)-120(180)

持ち物:いのちのたま

技:メテオドライブ/じしん/ストーンエッジ/りゅうのまい

 

全破壊マシーン。

 軸の3体では厳しい受けサイクルを破壊するだけのポケモン。基本的には、こちらの構築に入っているカイオーガ受けとして出てくるムゲンダイナを起点に、すべてを破壊する。このポケモンを止めに来るのはネクロズマイベルタルであるため、どちらかを倒すと裏のザシアンか黒バドのどちらかが通る。ムゲンダイナ使いは初手にムゲンダイナを出してくることが多かったので、そういった受けサイクルにはこのポケモンを初手に出していた。ただ、イベルタルと対面したときには、ダイロックを撃つ以外の選択肢がないので、若干の博打になってしまうが、相手視点ダイマックスする択はほぼないので大体通る。本来はダイナネクロイベルにしか出さない予定だったが、気づいたらホウオウナットやホウオウジガルデ、ルギアラッキーなど数多の構築に選出して破壊してた。じつは影のMVP。

 技構成は、ダイナネクロイベルを崩すための地震、岩技、竜舞は確定。ラスト1枠はHB鉄壁ナットを崩す瓦割りか、単純に一致打点として強力かつ+1ダイスチルでジガルデをワンパンできるメテオドライブの選択。最終的にはジガルデを意識してメテオドライブを採用した。結果的には、HDナットレイばかりだったので、地震で十分崩すことができたため、この選択は正解だったと思う。

選出率4位

調整

A:特化

S:+1で準速マーシャドー抜き、+2で+1の90族抜き、大体の耐久ホウオウ抜き

余りH端数BD

 

カイオーガ

特性:あめふらし

性格:ひかえめ

実数値(努力値):191(124)-×-114(28)-222(252)-161(4)-123(100)

持ち物:ラムのみ

技:しおふき/かみなり/れいとうビーム/がんせきふうじ

 

縁の下の力持ち。

 軸の3体では厳しいカバルドン展開に有利展開を作るためのポケモンカバルドンのあくびに後出しした後、潮吹きが安定になる。他のカバルドン対策ポケモンとの違いは、カバルドンが出されなくても腐りにくい汎用性の高さや選出画面での圧倒的な圧力にある。このポケモンの圧力によって、相手はこちらの基本選出で重いネクロを出しにくくなったり、オーガ受けを選出せざるを得なくなったりと、相手に強い選出をさせないパワーを持っている。当初はカバルドン展開にしか出さない予定だったが、ルギアやジガルデ等の麻痺展開にも強く出ることができると気付き、選出機会がどんどん増えていった。ジガルデで一方的にルギアに麻痺を入れた後に、再生のタイミングでこのポケモンを着地させることで、相手のルギアを無償突破することが可能になる。また、オーガミラーでのかみなり麻痺の負け筋をケアできるのもかなりえらい。ジラーチのような襷電磁波を撃ってくる相手に対して、岩石封じ→潮吹きで無償突破の様なおしゃれなこともできる。他のポケモンではきつく、出さないといけない試合は大体活躍してくれた縁の下の力持ち。ただ、ザシアンに対してはダイマしないと弱いため、注意が必要。

 技構成は、高打点且つカイオーガカイオーガたらしめる技である潮吹き、ミラーの打点になるかみなり、ジガルデへの打点になるれいとうビームは確定だと思う。ラスト1枠はダイウォール媒体の変化技か、ヌケニンへの打点となりS操作が偉い岩石封じ、ディアルガにダイアースを撃てる地震、潮吹き以外の水打点等が候補に挙げられる。最終的には、たまにいるヌケニンにeasywinを取れ、相手視点想定外のS操作を行える岩石封じを採用した。結果的には追い風イベルをケアしたり、ザシアンのSを下げて裏で縛ったりといった立ち回りの幅がかなり広がる、良い技選択だったと思う。

選出率5位

調整

C:特化

S:この環境の50%ジガルデを抜けそうなライン(あまり抜けなかったがミラー等で活きることはあったのでそこそこ速くしたのは正解だった)

H:定数ダメージ最小の実数値191(ダイアイスを結構撃つので割と活きる)

余りB端数D

 

〈黒バドレックス〉

特性:じんばいったい(くろのいななき+きんちょうかん)

性格:おくびょう

努力値:0-×-4-252-0-252

持ち物:こだわりメガネ

技:アストラルビット/サイコショック/ドレインキッス/トリック

 

玉ねぎ。

 ネクロ、ザシアンと合わせてダイナネクロイベルを破壊する。なお、一番の仕事は選出画面での圧力。相手視点での対策優先順位がかなり高いため、相手の選出が読みやすく、実際に出さなくても4匹目として仕事をしてくれる。ただ、行動保証が無いため、一見刺さっているように見える構築にも余り出していなかった。たまにホウオウ絡みも崩してもらっていた。正直襷やスカーフを持たせた方が明らかに強いが、どちらも余っていなかったため仕方なく眼鏡にしたが、そもそもの単体性能のおかげで割と強かった。HDイベルタルをこいつで崩した時はなんか悲しくなった。

 技構成は、言うまでもないアストラルビット、HDダイナをワンパンでき、ラッキーやホウオウへの打点になるサイコショックイベルタルへの打点になるドレインキッス、拘りとの相性が良くダイウォール媒体になるトリックで完結していたと思う。

選出率6位

 

【選出、立ち回り】

~vs対面構築~

 相手の初手のポケモンごとの立ち回りは下記の通り。基本的にはジガルデでテンポを取りつつザシアンホウオウで詰める。

・vs

 初手は龍舞を押して相手の行動を見る。身代わりをしてきたらラッキーで、そのままサウザンアロー連打で突破できる。普通に攻撃してきた場合は、+1サウザンアローで倒せないため、ダイアースで倒すかサウザンアローで削って裏の圏内に入れるかの判断が必要になってくる。浮いているポケモンイベルタルだけの場合は、大体ダイアースを撃っていた。もし死に出しでイベルが出てきたとしても、裏のHDザシアンで切り返すことができる。逆に、ルギアやランドロスがいると判断が難しくなってくるが、その時々で相手の選出を予想したりして判断していた。これは慣れが必要。

・vs

 初めは蛇にらみを押していたが、相手が撃ってくる技が、挑発、鬼火、トリック、ダイフェアリーの4つがほとんどだという事に中盤あたりで気づいたため、そのすべてに対応できるホウオウ引きが一番強い一手となる。一番の裏目はスカーフアストラルビットだが、そもそも初手にスカーフを出されにくいというのと、アストラルビットを撃たれることが少なかったため、あまり問題はなかった。交代際に撃ってきた技が、挑発or鬼火であればスカーフフレドラを撃ち、トリックorダイフェアリーorアスビであればダイジェットを撃つ。

・vs

 蛇睨み→ザシアン引きで数的有利を保ったまま突破できる。ダイマしてきたら身代わりを一度挟む。

・vs

 初めは蛇にらみを押していたが、終盤は潮吹きを撃ってくる相手は誰一人としていなかったため、大体ザシアンに引いて展開していた。ただ、交代際に熱湯を撃たれてめちゃくちゃ燃えたので、相手のカイオーガを予想してザシアンを初手に投げることもあった。

・vs

 このジガルデが最も有利を取れる相手。初手は2連身代わりから入り、様子を見つつ変身させる。10%状態でも身代わりが投げつけるや岩石封じを耐えるため、S操作を拒否することができる。だんがいであれば避ける可能性が生まれ、地震であれば火力不足で単純に対面有利に進められ、地ならしは身代わりが残る。+1サウザンアローでH振りグラードンがほぼ3発で落ちるため、相手がステロを撒いてきたらよほど択に負けない限り、こちらが龍舞1積み以上をしたジガルデを盤面に残して対面突破できる。理想は龍舞2積みで突破するか、ステロを撒かせずに突破すること。グラードン展開にかなり有利を取れたことが、最終日勝てた大きな要因だと思う。ちなみに、チョッキ等のダイマアタッカーでもダイマを枯らすことができるため、裏のホウオウのジェットの起点にできたりする。

・vs

 初手は身代わりから入って様子を見る。初手ダイマ型は大体ダイアイスを撃ってくるため、そのままダイマターンを枯らして裏のザシアンホウオウと合わせて処理する。れいび持ち起点作りディアルガの場合は少し厳しいが、ステロを撒かせないor対面突破できるため、そこそこの展開には持っていける。ただ、終盤増えていた最速ディアルガでこのプランが崩壊するため、vsディアルガは諸説。

・vs

 対面構築で初手に出てきやすいポケモンで唯一きつい相手。初手はサウザンアローを撃つ。ダイジェットを撃ってきたらザシアンと合わせて気合いでダイマターンを枯らした後、逆鱗で拘らせてザシアンで処理する。択に負けても最悪雷撃を避けることでワンチャンは掴めるため、ザシアンを残す択を選ぶことが重要。龍舞を積んできた場合は、2ターン目にダイマックスをして処理orザシアンの石火圏内に入れる。ダイマックスしないとダブルウイングで襷貫通して倒されるので、ダイマは絶対にしないといけない。

・vs

 初手は龍舞から入って様子を見る。襷地ならしであれば身代わりが残るため身代わりから展開するが、自爆読みの身代わりを置く必要がある。それ以外に当たったHB、鉢巻、身代わりビルドに対しては、先々の展開を予想してアロー龍舞身代わりを適切に選ぶ必要がある。これは慣れが必要。

・vsその他色々

 基本的に龍舞を積んで対面突破することを目標にする。それが厳しいポケモンには裏のザシアンが強めなことが多いので、合わせて処理する。

 

~vsダイナネクロイベル~

 初手にダイナを出してくることが多いので、そこを起点にネクロで積んで裏のイベルorネクロを崩す。どちらかを崩せばこちらのザシアンor黒バドが通るので大体勝てる。初手にイベルが来た場合だけ不利を取るように見えるが、相手視点こちらのザシアンを考えるとダイマックスはしにくいため、ダイロックを撃つと基本通る。オーガや黒バドが同居していて初手に出てきた場合は少し厳しい展開になるが、初手ダイマダイロックで突破できて負け確にはならないので、勇気を出して初手にネクロを投げることが重要。たまにジガルデやゼルネと合わせた壁展開もいたが、変わらずネクロで積みまくって破壊する。ただ、これらの立ち回りからわかる通り、完璧に安定して全対応ができているわけではないので、vsダイナネクロイベルは最後まで課題が残ってしまった。

 

~vsルギアラッキー~

 ジガルデでルギアに一方的に麻痺を入れてネクロザシアンで崩す。というつもりだったが、なぜかジガルデにラッキーで歌うを連打してくる人がかなり多かったため、普通にジガルデだけで崩すことがそこそこあった。机上論では不利構築のはずだったが、なぜか勝率9割以上あった。

 

~vsホウオウナット~

+or

 最も課題が残ってしまった構築。対面駒と同居している場合は選出択になってしまう。ホウオウナットで来るなら崩すためにネクロを出したくて、対面選出で来るならホウオウを出したい。相手の構築によって選出を予想してどちらを出すか決めていた。

 

~vsカバルドン入り~

+or

 基本的には初手にザシアンを投げて裏にオーガを置いておくことで、カバルドンに有利を取ることができる。初手にオーガを投げてしまうと天候が砂になってしまうため、ディアルガ等のオーガ受けに負荷をかけることができない。ただ、この選出をすると初手のザシアンが厳しくなってしまうため、ラストは大体ホウオウを投げていた。ゼクロム等のどうしてもジガルデを選出しないといけない構築の場合だけジガルデを出していた。

 

 これらの分類に当てはまらない構築もそこそこあったが、迷ったらジガザシホウオウの基本選出を出すことを心掛けていた。ただ、展開が見えた場合や厳しいポケモンがいる場合等、柔軟な選出を求められることも多かったため、練度はかなり重要だと感じた。

 

※追記(10/4)

~重要~

 ジガルデを初手の適当な麻痺撒き要因として使っている方が多そうなので、僕の見解を述べます。「選出、立ち回り」の部分を読んでもらえるとわかると思いますが、このジガルデを初手に出して蛇睨みを撃つのはイベルタルとルギアだけです。また、イベルタルに関しては、麻痺状態で全て動かれたとしても全く問題がなく、S操作さえできれば対応できます。唯一めちゃくちゃ固いルギアだけは痺れに頼るしか突破方法がありませんが、そういったルギアはこちらを突破するのにかなり時間がかかるため、試行回数の関係上、よほど下振れなければ裏のザシアンやネクロズマで突破できます。さらに、初手以外で蛇にらみを撃つ場合も、死に出しで出てきた黒バドやイベル等の速いorSを上げてくるポケモンの足を奪うためであって、そういったポケモン以外に撃つことは皆無です。最終日に僕と当たった人ならわかると思います。

 つまり、このジガルデが蛇睨みを撃つ場合はほぼ全てS操作のためです。もちろん、終盤の厳しい状況で麻痺痺れしか勝ち筋がない場合は撃ちますが、最初からその可能性を考慮に入れて立ち回ると、絶対に勝率は上がりません。僕は、シーズン序盤は初手のカイオーガや黒バドにも蛇睨みを撃っていました。もしやばい行動をされても痺れる可能性があると考えたからです。しかし、そのせいで初手のカイオーガや黒バドに負けまくりました。そこで、先述した蛇にらみを撃たない立ち回りに修正しました。すると、初手のカイオーガや黒バドへの勝率が格段に上がりました。

 これらのことから言えることは、麻痺の上振れがあるからという理由でこのジガルデを使うのは絶対にやめた方がいいという事です。麻痺を撒くだけならもっと強いポケモンがたくさんいます。このジガルデの強さは麻痺の上振れにあるわけではありません。おそらく、先述したvs対面構築の初手における立ち回りをすべて行えるのはこのポケモンしかいません。その立ち回りに麻痺痺れの要素は皆無です。ちなみに、最終日に僕は約100戦弱対戦しましたが、記憶にある限りvsルギア以外で麻痺痺れによって勝った試合は0です。それぐらい、このポケモンは痺れが無くても強いです。

 ぜひ、今からこのジガルデを使おうと思っている方は、Sを奪うという目的以外で蛇睨みを撃つことを、徹底的に制限してみてください。つまり、麻痺状態では相手は全て動いてくる想定で立ち回るという事です。そうすると、勝率がかなり安定すると思います。ちなみに、これは他の麻痺撒きポケモンにも言えることだと思います。

 

【重いポケモン

ゼクロム

 構築の唯一の地面タイプがゼクロムに抜群をつかれるため、かなり重く、気合いが必要。最終日深夜に、6連ゼクロムとかいう意味わからんマッチングをしたが、そこを5勝1敗で乗り切れたので、立ち回りで何とかはなる。また、ゼクロムを信頼していないプレイヤーもそこそこいて、刺さっているのに出してこないことも割とあった。

 

〈ジガルデ〉

 カイオーガ以外後出しから有利を取れるポケモンがいないため、一度展開されるとかなり止めるのが難しい。カイオーガのHP管理を意識して、ダイマを温存すれば勝てるが、それがかなり難しい。

 

〈対面構築に入ってる防御上げてくる諸々のポケモン

 vs対面構築の基本選出が全員物理なので、ビルドやダイスチルで防御を上げてくるポケモンはかなりしんどい。最終日一度ビルドランドロスに当たったが、気合いで勝った。

 

【最後に】

 今期は夏休み最終月という事や新ルールという事、最近勝てていないという事もあって、かなり高いモチベを保ったままポケモンしてました。軸はシーズン開始1週目時点で完成しており、自信もあったため、補間枠をひたすら考え続けていました。ただ、中盤頃にサイクル構築の増加に伴って思うように勝てなくなってきて若干萎えていました。しかし、24日にあったオフで優勝してポケモンが楽しくなって、ランクマのやる気もかなり上がったため、残り1週間で構築をひたすら煮詰め続けました。その結果、課題のサイクル構築には完璧な回答は用意できませんでしたが、終盤の有利構築の増加によってそこそこ勝てることができました。ただ、僕のプレイングが浅かったり、ザシアンがアルティメット下振れフィーバータイムに突入したりして、あまり勝ち切ることができませんでした。

 最終的には、7時半ぐらいに2000に到達して終わりにすることにしました。構築には自信があったため、もっと勝てる想定でいましたが、現実はそう甘くはありませんでした。ただ、久しぶりに2000と2桁を取ることができたのでめちゃくちゃ嬉しいです。ただ、そこから上を目指すメンタルがなかったのは僕の足りていない部分だなと感じました。今期はできれば2ロムを高い順位に上げてもっと上を目指したいです。

 何かあれば気軽にTwitterhttps://twitter.com/HI_pazpazまでお願いします。

 ここまで読んでくださりありがとうございました¥(_ _)¥

 

【Special Thanks】

一緒に頑張ったたま友窓のみんな、めちゃくちゃ楽しかったです

よく一緒にマリカで遊んでくれたみんな、一旦サーキットに帰還します

最終日当たった方々、皆さん構築が面白くて対戦してて楽しかったです

Twitterで応援してくれた方々、励みになりました

 

ありがとうございました¥(_ _)¥

シリーズ12(S27~S33)振り返り

 H.I.(ハイ)といいます。シリーズ12の振り返りやっていきたいと思います。お暇な方は読んで頂けると嬉しいです¥(_ _)¥

※サムネ用画像

 

・2月(S27)

TN 呼び込み君 最終650位(R1846)

 ルールが変わって春休みという事で、そこそこポチべがある中でやってました。ただ、始めこそ最終1桁目標でやってましたが、日が進むにつれて全然勝てない状況が出来上がっていきました。というのも、ポケモン同士のパワー差が顕著なルールであったため、初手に安定して出せるポケモンがいつまでたっても見つからなかったのです。最終的には、電磁波ルギア一番安定するのではないかという事になったのですが、上位勢は電磁波展開をうまく対策している人が多かったので、勝ち切ることができませんでした。結局、このシーズンでは納得できる構築を作ることはできず、非常に悔しい思いをしました。また、このシーズンまで連続で最終2桁を取っていましたが、それも途切れてしまって、剣盾史上もっとも悔しいシーズンとなってしまいました。

 

・3月(S28)

TN H.I. 最終98位(R2011)

TN 呼び込み君 最終375位(R1901)

構築記事↓

【S28最終98位R2011】ホウオウダイナサイクル~無限再生~ - The Apocalypse

 

 前期(S27)があまりにも悔しかったので、今期こそはという事でポチべマックスでやってました。使う禁伝や構築の方向性も割と早めに決まったので、微調整や練度上げを繰り返していました。ただ、最終日付近に思って様に勝てなくなり、最終日に禁伝を1枠変える事にしました。その結果、一気に勝てるようになり、最終的には上振れてくれて、最終2桁に到達することができました。前期の結果もあったので、正直とても嬉しかったです。構築も僕好みの構築になったので、使ってて楽しく、結果的にこのシーズンがシリーズ12で一番楽しかったです。

 

・4月(S29)、5月(S30)

使用構築↓

 

・6月(S31)

TN 呼び込み君 最終183位(R1911)

 2シーズンポケモンやってなかったので、久しぶりのポケモンという事でやる気はそこそこありました。目標は最終1桁でした。そこで、構築を考えたのですが、このルールでの僕の中のサイクル構築の結論はS28の構築であり、あれを超える構築を作れる自信がありませんでした。また、その構築では絶対勝てないとわかっていたので、このシーズンでは環境メタの対面構築を組みました。あらかじめ環境トップの構築に対しての立ち回りを決めていたこともあって、割とサクサク対戦が進みました。また、かなり机上論で考えたので、それなりに勝つことはできました。しかし、最終的にはR2000にも届きませんでした。正直、最終日が始まる時点で薄々勝てないだろうなとわかっていましたが、代わりの構築も思いつかず、そのまま案の定の結果に終わってしまいました。ただ、対面構築の考え方や机上論の立ち回りがある程度通用したというのは少し成長できた気がしました。

・7月(S32)

TN 単位ハンター 最終1523位(R1752)

 先月の反省を生かして、対面構築ではなくサイクル構築を使おうと決めました。ただ、この月は月末から大学のテスト期間に入るため、ポケモンにあまり時間が取れないことがわかっていました。そこで、前期(S31)で結果を残した並びを参考に構築を組みました。しかし、机上論では強いと思っていましたが、実際に対戦してみると重い構築がたくさんあることに気づきました。ただ、先述した通り、ポケモンのために取れる時間が限られていたため、新しい構築を考えることもできず、結局そのまま最終日に挑むことになりました。結果、案の定の大敗北を喫してしまいました。その代わり、大学の方はフル単だったので、ぎりぎり耐えました。これでどちらも大敗北だと、マジで何してたんだ状態になるところだったのでよかったです。

 

・8月(S33)

TN 敗北者 最終367位(R1869)

 大学が夏休みに入ったのと、このルール最後という事で、やる気はムゲンダイマックスしてました。そこで、このルールで一番たくさん構築を作りました。しかし、どの構築もぱっとせず、あまり思うように勝つことができませんでした。最終日前日まで構築を作り続けていましたが、結局納得いく構築ができず、一番勝てていたS31の構築の改良して使うことにしました。2シーズン同じ構築を使ったという事もあって、練度が割りとあったので、そこそこ勝つことはできました。しかし、やはり構築が上位勢と比べて弱かったため、勝ち切ることはできませんでした。これで、このルールは最終2桁1回という結果に終わってしまいました。

 また、この月は上位勢が集まる大会や、ポケリーグオフライン等の大会が充実していましたが、そのどれも勝つことができず、非常に悔しい月となりました。

 

・総括

 見てわかる通り、明らかに苦手意識を持ってしまったルールでした。始まる前は竜王戦ルールとそんなに変わらないだろと思っていましたが、終わってみると全く別物でした。そこで、なぜ勝てなかったのかを考えてみました。もちろん、単純に苦手だったというのもあると思いますが、一番の理由は、後半のシーズンでは常に環境に対して後れを取っていたことだと思います。S31ではバドザシをメタって構築を組みましたが、その時にはすでに構築の多様化が進み、S29やS30ほどバドザシの数が多くありませんでした。S32では、前期結果を残した構築をベースに考えていたので、すでに旬が過ぎていた気がします。S33も最終的には過去の構築を使っていました。このように、常に環境に後れをとってしまっていたら勝てないのも納得です。

 では、完全にダメダメで何も収穫がなかったのかというと、そういうわけではないです。このルールでは、今まであまり使ってこなかった対面構築を多く使いました。おかげで、対面構築の考え方が多く身についたと感じます。このことは、将来的に活きてくる可能性は十分あると思います。全然勝てませんでしたが、確かに成長はできたと思います。

 このルールは非常に悔しい結果に終わってしまいましたが、おかげで再び勝ちたいという気持ちが大きくなりました。次のルールは剣盾最後のお祭りルールという事で、とても楽しみです。今度こそ最終1桁を取れるように頑張ります。

 最後に、フォロワーさんから没ポケ集を楽しみにしていると言われました。しかし、あまり面白いポケモンを思いつくことができなかったので、今回は無しになってしまいました。ごめんなさい。ただ、今現在(9/12)のシリーズ13では結構面白いポケモンをたくさん思いついているので、楽しみにしていてください。

 次この記事書く時は笑顔で書きたいですね。

 ここまで読んでくださりありがとうございました¥(_ _)¥

【S28最終98位R2011】ホウオウダイナサイクル~無限再生~

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 H.I.(ハイ)といいます。S28お疲れさまでした。結果はそこまで奮いませんでしたが、結構考えた構築なので紹介します。完璧とは程遠いですが、僕が目指したものを書いてます。是非最後まで読んでいってください¥(_ _)¥

 

【目次】

 

【コンセプト】

①環境トップに選出択をしない

②受けを無理に崩さない

③安定行動で勝つ

 

【作成経緯】

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 まず初めに、このルールではザシアンがどの構築にも入っており、一番多いという事が明らかであったため、ザシアンとの対面を作った時に安定行動で最も相手に負荷をかけることができる伝説から組み始めることにした。そこで候補に挙がったのは、HBホウオウ、カイオーガ、日食ネクロズマだった。ただ、カイオーガネクロズマは相手の対策ポケモンに対して容易な後出しを許してしまうと感じた。一方、ホウオウであれば、対策ポケモンランドロスのような物理ポケモンか、HBポリゴン2のような受けポケモンであり、前者であれば後出しに聖炎50%火傷のリスクを負わせることができ、後者の場合は身代わりを割れないことが多いため聖炎火傷によるTODで逆にこちら側が有利になる。このような理由から、ザシアン対面を作った時に安定行動で最も相手に負荷をかけることができる伝説は身代わりHBホウオウという結論に至った。

 次に、ホウオウを使うにあたって対策の優先度が1番であるポケモンを考えたところ、カイオーガランドロス、サンダーの3体があがった。これらに強いことをもう1枠の伝説に求める条件とした。しかし、ここでランドロスに対して強いと言える伝説が存在しないことに気づいた。そこで、ランドロスの対策は一般枠に任せて残りのカイオーガとサンダーに強いチョッキディアルガを採用した。

 次に、最重要対策対象であるランドロスに強く、上記2体と合わせて黒バド軸に強く出ることができるHBポリゴン2を採用した。特性は初めはダウンロードやアナライズで使っていたが、それでは珠ランドロスに対して不安が残るため、その他すべてを捨てて珠ランドロスのためだけに特性をトレースに変更した。この変更は諸説。

 次に、このままでは相手のザシオーガに対して選出できる駒が少ないと感じたので、伝説2体と合わせてカバザシオーガを見ることができるナットレイを採用した。ホウオウナット両選出をするとインファワイボ両採用のザシアン以外のすべてのザシアンに対応できるため、オーガサンダーに強い伝説と合わせて選出することでザシオーガに対しては非常に強力な性能を発揮すると考えた。

 ここまでで3大ザシアン軸であるバドザシ、ザシオーガ、ザシイベルの内、バドザシ、ザシオーガには勝てるが、ザシイベルに対して不安が残ると感じた。と言ってもホウオウがそもそもザシイベルに強めなため、イベルのダイマックスさえどうにかすればホウオウで捲れると考えた。そこで、ホウオウでイベルにダイマを切らせて再生で型判別した後に安全にダイマを枯らすことができ、特殊型ならそこから有利展開を作っていけるHD電磁波バンギラスを採用した。ザシアンとイベルタルに一貫する技が電磁波しか存在しなかったため、安定行動で勝つというコンセプト上この技は必須だった。

 最後に、本来受けに対しては無理に崩さずTODをすることを目標にしているが、どうしても崩しが必要になってくる構築に対して崩しを行えて、ジガルデ、ダイナ絡みに強く出ることができる珠ドラパルトを採用して構築が完成した。

 しかし、ここで相手のウーラオスがあまりにも重すぎるという致命的な欠陥が浮き彫りになった。また、TODをするというコンセプト上、ディアルガという有限ポケモンではどうしても不利になってしまうことに気づいた。また、ディアルガだと相手のボルチェンサンダーに無理やり削られて押し切られるという事が多発した。これらを解決するために、ディアルガをマジフレリフレクダイナに変更した。これによって相手のランドロスにより強くなったが、サンダーとカイオーガに対しては少し弱くなってしまった。これで真の構築が完成した。

 

【個体紹介】

〈ホウオウ〉

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特性:さいせいりょく

性格:わんぱく

実数値(努力値):213(252)-155(36)-149(204)-×-175(4)-112(12)

持ち物:あつぞこブーツ

技:せいなるほのお/ブレイブバード/みがわり/じこさいせい

 

遂に念願のH.I.構築常連入りを果たす。

構築コンセプトを実現するための最重要枠。言わずもがなせいなるほのおが非常に強力で、崩しや詰めなど幅広い役割を果たすことができた。身代わりを割ることができない受けポケモンに対しては相手を焼いた後にそのままTODで勝つことも珍しくなかった。HBポリゴン2やヌオーだけでホウオウを見ている人にはeasywinできた。ここまでHBに振ることで弱点以外のほとんどの攻撃をダイマなしで一発耐えるため、自己再生で型判別しながら回復→型を見た後に安全に引き先に引きつつ再生力で回復の流れでホウオウのHPがマックスになるのが非常に強いと感じた。これは特に対イベルタルで活きた。持ち物は色々考えたが、コンセプトを満たすためには厚底ブーツ以外の選択肢がなかった。厚底ブーツを持たせないとカバラグに対して選出択になる。ワイボザシアンに対して聖炎当てたとしても対面100%勝てるわけではないのだけが気がかりだった。

選出率1位

調整

A:せいなるほのおで初めてザシアンの乱数が変わるところ

S:+1で最速100族抜き、環境のホウオウ抜かれ

余りHB

 

〈ムゲンダイナ〉

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特性:プレッシャー

性格:おくびょう

実数値(努力値):247(252)-×-141(204)-165(0)-115(0)-172(52)

持ち物:くろいヘドロ

技:ダイマックスほう/マジカルフレイム/リフレクター/じこさいせい

 

小学生の時に飼ってたムカデがパワーアップして帰ってきた。

幅広い構築に投げてリフレクマジフレを絡めつつサイクル補助を担い、詰めも行う。よくあるこのタイプのダイナは毒毒を採用していることが多いが、この構築ではコンセプトから受けをそこまで崩す必要が無いため、それよりもランドやオーガ等のアタッカーポケモンに対する削りを優先してダイマ砲を採用した。この採用は正解で、リフレクやマジフレを見た途端にダイナを後投げしてくる人が一定数いたため、そこでダイマ砲を撃つと試合が終わった。初めはこの枠はディアルガで採用していたがウーラオスが重すぎたため、変更したところ一気にウーラオスが楽になって良かった。オーガやサンダーも上手く対面させることができればそこまで苦になることはなかったため、変更は正解だったと思う。

選出率2位

調整

S:準速エスバ抜き

H:TOD意識で特化

余りB

 

ポリゴン2

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特性:トレース

性格:ずぶとい

努力値:244-0-252-0-0-12

持ち物:しんかのきせき

技:れいとうビーム/イカサマ/でんじは/じこさいせい

 

オマールのおまる。

ランド入りやバド軸に投げてサイクルを回す。この環境で明確に役割を持てるのはランドぐらいしかいないと思ったため、特性はそのランドに滅法強いトレースで採用したが、ヒヒダルマ五里霧中をトレースするのが致命的に弱かったため特性は諸説。技構成はれいビ電磁波再生は確定で@1の枠は正直何でもよい。バドレックスに攻撃技を撃ったことは一度もなかったため別に攻撃技である必要もない。最終日前日まではテクスチャーを入れて電気タイプに変身してサンダーに強くなったりウーラオスが受かったりしていた。無難にトラアタまるくなる身代わりあたりも強い。

選出率4位

調整

S:麻痺した最速ウーラオス抜き

余りHB

 

ナットレイ

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特性:てつのトゲ

性格:のんき

努力値:252-0-252-×-4-0(個体値0)

技:タネばくだん/ジャイロボール/やどりぎのタネ/てっぺき

 

完全に相棒枠に成りつつある。ずっと見てるとちょっと可愛いと思えてくる。

ザシオーガに対して多分一番強い一般枠。基本的にはカバザシオーガに対して初手に出して有利展開を作っていく。初手ナット+裏ホウオウ、オーガサンダーに強めの伝説でザシオーガは大体勝てる。この技構成だと@1に普通まもるや電磁波の様な技を入れることが多いが、初手のランドロスの剣の舞に対応できなかったため鉄壁に変えた。これによって物理ネクロズマを完封することができるようになったため、変えて正解だったと思う。また、剣舞の無いインファザシアンでナットを見ている相手に対しては先に鉄壁を積むと詰ませることができた。最後の方にジャイロやどりぎ鉄壁を見せた後に草技を切ってオーガを出された際に大草原を撃った時はまさに大草原だった。

選出率3位

 

バンギラス

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特性:すなおこし

性格:しんちょう

努力値:252-0-0-×-204-52

持ち物:カゴのみ

技:いわなだれ/いやなおと/でんじは/ねむる

 

大怪獣バトルでちょっと肩身が狭くなった元祖怪獣ポケモン

イベル軸に投げてイベルに後投げしてから有利展開を作る。ホウオウで型判別した後に特殊であれば安全に後投げして、ダイマを枯らしつつ裏に電磁波を入れてホウオウで切り返していた。物理であれば少し厳しい展開にはなるが無理矢理ダイマを枯らしてホウオウ@1で何とかしていた。こいつ1体だけだと対イベルは不安であるため、ホウオウと合わせてみるようにしていた。イベルとザシアンに一貫する技が電磁波しかなかったため電磁波を入れる都合上チョッキにはできなかったため、ねむカゴで採用した。バンギをステロとつり交換みたいな感じで無理矢理削ってイベルの一貫を作ろうとするような構築に対しては相手の想定外の回復ソースとして働いて強かった。いやなおとはコスパダイナに勝てるように入れたがれいとうビームとの選択。いやなおとのおかげで勝てた試合がそこそこあったので変えなかったが、れいとうビームにしなかったせいでランドとイベルが両方いる構築に対して選出択になっていたのが良くなかった。正直れいとうビームの有無にかかわらず多少の選出択にはなっていたと思うので、この枠は少しコンセプトに合っていなかったように思う。変えるならこの枠。

選手率5位

調整

S:麻痺したS実数値175まで抜ける(176まで抜けるようにしたつもりが間違えて同速になってた)

余りHD

 

〈ドラパルト〉

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特性:すりぬけ

性格:いじっぱり

努力値:0-252-0-×-4-252

持ち物:いのちのたま

技:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/みがわり/りゅうのまい

 

子供でダーツして遊ぶ最低な親。

ジガルデやダイナ軸に投げて隙見て龍舞詰んで崩す。また、TOD勝ちを狙うのが難しいラッキー入りの構築にも出していた。この枠に求める条件はザシアンごと貫くというものがあったため、+1ダイホロウで丁度H振りザシアンを落とせるドラパルトは最適だったと思う。特性はクリアボディも強いが、ジガルデに先に展開されたとしても身代わりを気にせず切り返せるすり抜けで採用した。これによってジガルデ軸に対してかなり余裕をもって立ち回ることができた。身代わりは電磁波や蛇にらみを拒否できるため必須であり、技構成はこれで完結していた。ただ、ドラゴン技が通らない相手にはダイマしないと何もできないため、ダイマするタイミングはかなり難しかった。選出率は一番低かったが、この構築では必須枠。

選出率6位

 

【選出、立ち回り】

主な並びだけ。選出はあくまで参考程度。

 

~ザシオーガ~

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有利。

初手ナットから入ってカバと対面したらやどりぎ、オーガと対面したら種爆弾、ザシアンと対面したらホウオウ引きでインファワイボの有無を確認する、といった初動で有利展開を作ることができる。その他と対面したときも大体引きor居座りでケアが効くためほとんど安定行動で勝てる。最終的には大体ナットを通していた。

 

~バドザシ~

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五分。

初手ホウオウで出し負けるのがランドぐらいなため、ポリを裏に置いてついでにバドまでケアできる。基本的にはホウオウで有利対面さえ作れれば有利展開を作ることができる。最終的にはホウオウを通すことを目標にする。ディアルガを使っていた時は有利構築だったが、ムゲンダイナに変更した一番の弊害で相性五分になってしまった。

 

~ザシイベル~

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五分。

初手ホウオウでイベルのダイマを誘って再生で型判別しつつバンギに引いてダイマを枯らした後にホウオウを通す。ランドがいるとポリを出したくて、カバラグがいるとナットを出したいといったように若干選出択になってしまう。選出を合わせることができれば有利がつく。

 

~ジガルデ軸、ダイナ軸~

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五分。

ホウオウダイナでサイクルを回しつつ隙を見てドラパで崩す。相手にポリがいると不利、いないと有利になる。

 

~イベルネクロ~

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五分。

ネクロにはナット、イベルにはバンギを当てつつサイクルを回してホウオウかナットを通す。最終的にはネクロに対してTODすることが多い。

 

これ以外にも無数の伝説の組み合わせがあったが、挙げていくときりがないため最終日で特に当たった覚えが多いこれらに留める。

 

【重いポケモン

〈瞑想ネクロズマ

基本的にネクロズマナットレイで見ているため、かなり厳しい。最終日勝てなかった一番の要因は増えていたこいつが重かったことだと思う。

 

ゴチルゼル

無理。

 

【最後に】

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 今期は前期(S27)の悔しさを晴らすべく序盤から色々構築を考えて潜ってました。S27の結果からメタ対象をかなり絞って構築を組んでいましたが、そのせいで構築の汎用性が少し低くなってしまって最終日に増えた構築に対応しきることができませんでした。結果思った通りに勝てる試合が少なくなってしまって上手く勝率を上げることができませんでした。最後の最後に魂の上振れタイムが来て最終2桁はぎりぎり到達することができました。正直あまりにも勝てなさ過ぎてこの結果でも凄く嬉しいです。このルールは明らかに僕に向いていないですが、1回ぐらいは理想の構築を作っていい結果を出したいです。

 何かあれば気軽にTwitterhttps://twitter.com/HI_pazpazまでお願いします。

 ここまで読んでくださりありがとうございました¥(_ _)¥

 

【Special Thanks】

一緒に頑張ったたま友窓のみんな、またやる気になったら一緒にやろう

最終日当たった方々、皆さん強かったです

Twitterで応援してくれた方々、励みになりました

 

ありがとうございました¥(_ _)¥

シリーズ11(S24~S26)振り返り

 H.I.(ハイ)といいます。シリーズ11の振り返りやっていきたいと思います。お暇な方は読んで頂けると嬉しいです¥(_ _)¥

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※サムネ用画像

 

・11月(S24)

TN 風呂が沸いた 最終24位(R2037)

TN H.I. 最終109位(R1978)

TN 転生ウッウ 最終2191位(R1728)

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構築記事↓

【S24最終24位R2037】ホウオウ軸対面サイクル~安定択の落とし穴~ - The Apocalypse

 

 ルールが変わってS17で非常に悔しい思いをした竜王戦ルールが帰ってきました。何としてもリベンジを果たすために、序盤からめちゃくちゃ潜りつつ構築を考えていました。全部で10個以上構築を作りました。しかし、割と序盤に伝説が決まったにもかかわらず、環境メタ構築を模索し続けていたこともあって、取り巻きがなかなか決まりませんでした。そんな時、運命のあくびガラルヒヒダルマとマッチングして、いまだかつてないレベルで「これだ!」ってなって速攻パクりました。これが特にイベル軸にマジで強くて、easywin量産しまくって完全に勝ち馬状態でした。ここまで構築のおかげで勝てたのは初めてだったので嬉しかったです。構築の強さは2か月後の今現在でもこの時が過去最高です。

 結果、最後1ロムは溶けてしまいましたが、当時自己最高となる最終24位を達成することができました。しかし、構築はかなり強かったのにもかかわらず、最終1桁には遠く及ばなかったので、嬉しい反面少し絶望感もありました。

 何はともあれ、強い構築を作ることができたのは自信につながりました。

 TN 風呂が沸いたは構築記事でも書きましたが、風呂入ってる時にふと浮かんできて面白そうだったので付けました。

 TN 転生ウッウは伝説枠が転生ウッウだからです。

 

・12月(S25)

TN 未来人 最終15位(R2055)

TN 煩悩の塊 最終94位(R2012)

TN マイン 最終234位(R1928)

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構築記事↓

【S25最終15位R2055】ホウオウ軸サイクル~復活のレヒレドサイ~ - The Apocalypse

 

 この月は終盤が冬休みだったので今までで一番全力でポケモンに取り組みました。その割には11月の構築を中々超えることができず、というか最後まで超えることができず、半ばダメかなと思いながらやってました。目標は最後まで落とさずに最終1桁でやっていましたが、構築に自信が無かったので2ロム上がってこなかったら2桁でやめるつもりでした。しかし、予想に反して最後の最後に2ロム10位台まで上げることができました。要因は完全に僕の覚醒です。

 結果、1ロムは最後負けてしまいましたが、もう片方のロムで初の最終10番台を取ることができました。凄く嬉しかったですが、それ以上に悔しかったです。最後の最後まで潜り続けて最終1桁まであと2勝のところまで行くことができたので、そこから負けてしまったのが今でも悔やまれます。初めて最終1桁が見えたシーズンでした。ただ、このシーズンで僕は最終1桁に届く可能性を秘めているという事を実感できたので、今後も諦めずに挑み続けることができそうです。

 TN 未来人は未来人になることですべてを読むという意志を込めて付けました。結果的にはプレイングに関しては本当に覚醒したので、このTNにしたおかげも少しはあるのかなって思ったりしてます。

 TN 煩悩の塊はとある配信者の方にマッチングした際、初手からミトムでドロポン撃ったら煩悩の塊と言われたので、最終日マッチングしたら面白いかなと思って付けてみました。普通にマッチングしませんでした。

 

・1月(S26)

TN 留年の危機 最終68位(R2015)

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構築記事↓

【S26最終68位R2015】ホウオウ軸サイクル改~留年の危機~ - The Apocalypse

 

 このシーズンは序盤は成人式、終盤はテスト期間ということで1か月通して時間が取れないとわかっていたため、最初はやらないつもりでした。実際マスボに上げてから1/25まで一切ポケモンやってなかったし、やるつもりもなかったです。しかし、ふと1/25に変なスイッチが入ってやる気が出てしまったため、1日で5桁から3桁まで上げることができたら最終日も2桁までやろうと決めました。すると流れるように3桁まで来てしまったので、神様増田様にやれと言われているような気がしました。しかし、テストを捨てるわけにもいかず、どうすればいいか考えた結果、TNを留年の危機にすればいいと閃きました。こうすることで、ポケモンしている間も留年に対する危機感を持って取り組むことができました。

 結果、無事目標であった最終2桁を達成することができました。過去2シーズンと比べて見劣りしているように思えますが、その中身に関しては決して劣ってないと思っています。というのも、時間がない中で目標に対する自分なりの最善の構築作り、レート上げを行うことができたからです。ただ闇雲に上位を目指すのではなく、常にしっかりと目的意識を持って取り組んでそれを実現できたことは、かなり自信につながりました。

 また、僕自身が1年前と比べてどの程度実力が上がったのかを確認することができました。ちょうど1年前、僕は初めて最終2桁を取りました。その時は、何日もかけてやっとの思いで時間ギリギリで最終2桁を達成しました。今回、今現在の僕にとって最終2桁というハードルは、簡単というと少し語弊がありますが、少なくとも1年前の僕にとってのそれとは比べ物にならないほど低くなっていると感じました。これだけ成長が実感できたのはすごくモチベーションに繋がりました。また1年後が楽しみです。

 ちなみに、この月の月末にfrontierという強者が集う大会に呼んでいただきました。結果は振るいませんでしたが、ランクマとは全然違った緊張感で対戦することができて、とても楽しく、いい経験になりました。今後もっと強くなって、こういった大会にもたくさん出れるように頑張りたいと思います。

 TN 留年の危機は先述した通り、対戦中も常に留年の危機感を持って戦うために、そして逆フラグを立てるために付けました。ちなみに全然効意味なかったです。やばいと思ってたテストは大爆発しました。

 

・総括

 初めはリベンジを目標にやっていましたが、終わってみればそれを遥かに超える上出来の結果となりました。それぞれの月で別々の事に関して成長することができたと思います。初めて最終1桁が見えたシーズンもあったり、有名な大会に呼んでいただいたりして、かなり経験を積むことができたと思います。次こそはこの振り返り記事に最終1桁達成と書くことができるように頑張ります。といっても次この記事書くの7か月後なんですけどね。

 ここまで読んでくださりありがとうございました¥(_ _)¥

【S26最終68位R2015】ホウオウ軸サイクル改~留年の危機~

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 H.I.(ハイ)といいます。S26お疲れさまでした。今期も最終2桁を達成できましたので、構築を紹介させていただきます。ルール変更で構築自体は参考にならないと思いますが、考え方の中には役に立つこともあると思うので、是非最後まで読んでいってください¥(_ _)¥

 

【目次】

 

【作成経緯】

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 今期は最初から月末とテスト期間が丸被りして、あまりポケモンに時間を割けないという事がわかっていた。そこで、環境に合わせて構築を組むという時間がかかる方法ではなく、一度使ったことがあって、練度で半ば無理矢理勝ちに行くことができる構築を使うと決めた。この条件に最も当てはまるのが、選出とプレイングで幅広い構築に勝ちに行くことをコンセプトにした前々期(S25)の構築だと感じたので、少し変更して使うことにした。

原案↓

【S25最終15位R2055】ホウオウ軸サイクル~復活のレヒレドサイ~ - The Apocalypse

・変更点その1:ホウオウ、HS弱保→HA厚底ブーツ

 S25でホウオウが上位に多かったこともあって、かなりメタられることが予想された。その最たる例がステロであって、厚底ブーツ以外を持たせてしまうとそもそもホウオウを出せない試合や、出してもステロを撒かれるだけでかなり不利になる試合が多発すると予想した。そこで半ば致し方無く厚底ブーツに変更した。それに伴って、努力値も今までのHSだと火力が足りないと感じたのでHAに変更した。

・変更点その2:ウオノラゴン→メタモン

 S25の通りウオノラゴンのままだと、ランド、オーガ、カバ等きついポケモンにはより強くなるが、その代わり不利気味になる構築が増えてしまうと感じた(黒バド、ゼルネ等)。今回はあまり時間が無いため、少しでも不利構築を減らす(マッチング運ゲーを減らす)ために、立ち回り次第で多くの構築やポケモンに五分以上に戦えるメタモンに変更した。

・変更点その3:カプ・レヒレ、渦潮→波乗り

 当てれば基本的に渦潮のほうが強いと思うが、当てなければ負けという場面が多発した。時間がない中で下振れてしまうと取り返しがつかなくなってしまうと考えたので、下振れ要素を減らすために命中安定の波乗りに変更した。

・変更点その4:ナットレイパワーウィップ→種爆弾

 レヒレ同様、当てればウィップのほうが強いが、当てなければ負けという場面(カイオーガガマゲロゲ対面等)が多発して、毎回やどりぎで甘えてしまっていた。これではウィップを入れている意味がないと判断して、下振れ要素の無い種爆弾に変更した。

 

 今期の目標は最終2桁だったため、今までの経験からそこまで上振れに頼る必要がないと判断して、それより下振れ要素を減らすべきと考えての変更が多かった。結果、構築から命中90未満の技が無くなった。

 

【個体紹介】

※今回は選出率全員同じぐらい

※詳細は簡潔、詳しくはS25の記事参照

〈ホウオウ〉

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特性:さいせいりょく

性格:いじっぱり

実数値(努力値):209(220)-191(188)-111(4)-117(0)-175(4)-122(92)

持ち物:厚底ブーツ

技:せいなるほのお/ブレイブバード/ギガドレイン/じこさいせい

 

史上初、環境の中心になったウッウ。

厚底ブーツに変更したことにより、ステロが入る前提で試合を組み立てている相手の想定をずらして勝つことができた。この構築を使うなら前期(S26)は厚底ブーツ1択だった。僕の場合は、3か月使い続けたためかなり練度が高まっておりそこそこ勝てたが、環境的にキャラランクはCかDだったと思う。トップメタになって勝てる伝説ではない。

調整

S:無振りサンダー抜き抜き、+1で環境の意地ザシアン全部抜き

 

ドサイドン

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特性:ハードロック

性格:いじっぱり

実数値(努力値):218(220)-188(84)-153(20)-×-98(180)-61(4)

持ち物:こだわりハチマキ

技:じしん/ロックブラスト/れいとうパンチ/ほのおのパンチ

 

腹巻デブ。

前期と一緒。サンダーボコボコにしてくれた。

調整

HB方面:無補正A252ザシアンの+1巨獣斬確定耐え(特化なら乱数56%)、無補正ミミッキュの+2珠ダイホロウ(威力130)確定耐え(特化なら乱数37%)

HD方面:無補正C252サンダーの珠ダイジェット(威力140)2連最高乱数以外2耐え

余りA端数S

 

カプ・レヒレ

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特性:ミストメイカ

性格:ずぶとい

努力値:236-×-252-0-0-20

持ち物:ゴツゴツメット

技:なみのり/ムーンフォース/しぜんのいかり/ちょうはつ

 

完全にうちの常連。

基本的には前期と同じ。渦潮→波乗りにすることでドヒドイデ等を嵌めることはできなくなったが、その代わり安定感が増した。そもそも渦潮が有名になり過ぎてドヒドイデ出されないこともあったため、変更してもそこまで問題なかったと思う。

調整

S:4振り86族(ロトム)抜き

余りHB

 

エレザード

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特性:かんそうはだ

性格:おくびょう

努力値:0-×-0-252-4-252

持ち物:きあいのタスキ

技:10まんボルト/ボルトチェンジ/なみのり/へびにらみ

 

幼稚園児だったのが新生児に退化した。

前期と一緒。無理な構築を運で突破するだけのモンスターになってた。

 

ナットレイ

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特性:てつのトゲ

性格:のんき

努力値:252-0-252-×-4-0(個体値0)

技:タネばくだん/ジャイロボール/やどりぎのタネ/まもる

 

この構築で一番、というか唯一めちゃ活躍して一人楽しんでた。

ウオノラゴンを抜いた弊害でカバやミトムがあまりにも重かったため、それらには全部投げていた。ウィップをあまりにも撃てなかったので種爆弾にしたら、おかげで撃てるようになって技が一つ増えた。僕はもう命中90未満を使えないのかもしれない。

 

メタモン

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特性:かわりもの

性格:ようき

努力値:252-×-×-×-4-252

持ち物:こだわりスカーフ

技:へんしん

 

修学旅行で買って以来ずっと実家に置いてある金ピカの寺の置物レベルで置物してた。

唯一のポケモンの変更点。変更して一番大きかったのはザシアン軸への勝率が大きく上がったこと。その割にザシアン軸に全然出さなかった。ザシアン軸にザシヌオーを出させるためだけの枠。

 

【選出】

主な禁伝だけ。

 

~対ザシアン軸~

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~対ムゲンダイナ軸~

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~対イベル軸~

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~対オーガ軸~

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~対日ネク軸~

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~対黒バド軸~

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~対ゼルネアス軸~

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~対ジガルデ軸~

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【重いポケモン

コスパダイナ〉

先に積まれると詰む。最終日めっちゃ増えてきつすぎた。

〈HBポリ2〉

確実な突破手段がレヒレか再生のPP枯らすしかない。相手の@2によっては安定行動だけで完全に詰む。当たらないことで対策してたが、最終日増えて泣いてた。

 

まじできつかったのはこの2体だけだが、この2体が多すぎて総合的にめちゃくちゃきつく感じた。

【最後に】

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 今期は先にも述べたように、終盤とテスト期間が重なっていてあまり時間が取れないことが確定していたため、最初から1ロム特攻の最終2桁目標でやってました。最終日は早めに最終2桁ラインまで上げてテストに備えて寝るつもりだったのに、思ったより環境的に構築が弱く、時間がかかってしまいました。おかげで生活リズムがバグってめちゃくちゃ眠い中テストを受ける羽目になりました。

 ちなみに、TNの留年の危機についてですが、実は今年すぐに留年するという事はありません。でも、今年単位を落とし過ぎると結局来年留年することになってしまうので、TNにすることで逆フラグを立てることにしました。

 

 何の効果もなかったです。

 

 何かあれば気軽にTwitterhttps://twitter.com/HI_pazpazまでお願いします。

 ここまで読んでくださりありがとうございました¥(_ _)¥

 

【Special Thanks】

一緒に頑張ったたま友窓のみんな、最終日マジの台パンごめんなさい

最終日当たった方々、みんな強すぎでした

Twitterでいいねやリプ下さった方々、凄く嬉しかったです

 

ありがとうございました¥(_ _)¥