The Apocalypse

世界の終わり

【S28最終98位R2011】ホウオウダイナサイクル~無限再生~

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 H.I.(ハイ)といいます。S28お疲れさまでした。結果はそこまで奮いませんでしたが、結構考えた構築なので紹介します。完璧とは程遠いですが、僕が目指したものを書いてます。是非最後まで読んでいってください¥(_ _)¥

 

【目次】

 

【コンセプト】

①環境トップに選出択をしない

②受けを無理に崩さない

③安定行動で勝つ

 

【作成経緯】

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 まず初めに、このルールではザシアンがどの構築にも入っており、一番多いという事が明らかであったため、ザシアンとの対面を作った時に安定行動で最も相手に負荷をかけることができる伝説から組み始めることにした。そこで候補に挙がったのは、HBホウオウ、カイオーガ、日食ネクロズマだった。ただ、カイオーガネクロズマは相手の対策ポケモンに対して容易な後出しを許してしまうと感じた。一方、ホウオウであれば、対策ポケモンランドロスのような物理ポケモンか、HBポリゴン2のような受けポケモンであり、前者であれば後出しに聖炎50%火傷のリスクを負わせることができ、後者の場合は身代わりを割れないことが多いため聖炎火傷によるTODで逆にこちら側が有利になる。このような理由から、ザシアン対面を作った時に安定行動で最も相手に負荷をかけることができる伝説は身代わりHBホウオウという結論に至った。

 次に、ホウオウを使うにあたって対策の優先度が1番であるポケモンを考えたところ、カイオーガランドロス、サンダーの3体があがった。これらに強いことをもう1枠の伝説に求める条件とした。しかし、ここでランドロスに対して強いと言える伝説が存在しないことに気づいた。そこで、ランドロスの対策は一般枠に任せて残りのカイオーガとサンダーに強いチョッキディアルガを採用した。

 次に、最重要対策対象であるランドロスに強く、上記2体と合わせて黒バド軸に強く出ることができるHBポリゴン2を採用した。特性は初めはダウンロードやアナライズで使っていたが、それでは珠ランドロスに対して不安が残るため、その他すべてを捨てて珠ランドロスのためだけに特性をトレースに変更した。この変更は諸説。

 次に、このままでは相手のザシオーガに対して選出できる駒が少ないと感じたので、伝説2体と合わせてカバザシオーガを見ることができるナットレイを採用した。ホウオウナット両選出をするとインファワイボ両採用のザシアン以外のすべてのザシアンに対応できるため、オーガサンダーに強い伝説と合わせて選出することでザシオーガに対しては非常に強力な性能を発揮すると考えた。

 ここまでで3大ザシアン軸であるバドザシ、ザシオーガ、ザシイベルの内、バドザシ、ザシオーガには勝てるが、ザシイベルに対して不安が残ると感じた。と言ってもホウオウがそもそもザシイベルに強めなため、イベルのダイマックスさえどうにかすればホウオウで捲れると考えた。そこで、ホウオウでイベルにダイマを切らせて再生で型判別した後に安全にダイマを枯らすことができ、特殊型ならそこから有利展開を作っていけるHD電磁波バンギラスを採用した。ザシアンとイベルタルに一貫する技が電磁波しか存在しなかったため、安定行動で勝つというコンセプト上この技は必須だった。

 最後に、本来受けに対しては無理に崩さずTODをすることを目標にしているが、どうしても崩しが必要になってくる構築に対して崩しを行えて、ジガルデ、ダイナ絡みに強く出ることができる珠ドラパルトを採用して構築が完成した。

 しかし、ここで相手のウーラオスがあまりにも重すぎるという致命的な欠陥が浮き彫りになった。また、TODをするというコンセプト上、ディアルガという有限ポケモンではどうしても不利になってしまうことに気づいた。また、ディアルガだと相手のボルチェンサンダーに無理やり削られて押し切られるという事が多発した。これらを解決するために、ディアルガをマジフレリフレクダイナに変更した。これによって相手のランドロスにより強くなったが、サンダーとカイオーガに対しては少し弱くなってしまった。これで真の構築が完成した。

 

【個体紹介】

〈ホウオウ〉

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特性:さいせいりょく

性格:わんぱく

実数値(努力値):213(252)-155(36)-149(204)-×-175(4)-112(12)

持ち物:あつぞこブーツ

技:せいなるほのお/ブレイブバード/みがわり/じこさいせい

 

遂に念願のH.I.構築常連入りを果たす。

構築コンセプトを実現するための最重要枠。言わずもがなせいなるほのおが非常に強力で、崩しや詰めなど幅広い役割を果たすことができた。身代わりを割ることができない受けポケモンに対しては相手を焼いた後にそのままTODで勝つことも珍しくなかった。HBポリゴン2やヌオーだけでホウオウを見ている人にはeasywinできた。ここまでHBに振ることで弱点以外のほとんどの攻撃をダイマなしで一発耐えるため、自己再生で型判別しながら回復→型を見た後に安全に引き先に引きつつ再生力で回復の流れでホウオウのHPがマックスになるのが非常に強いと感じた。これは特に対イベルタルで活きた。持ち物は色々考えたが、コンセプトを満たすためには厚底ブーツ以外の選択肢がなかった。厚底ブーツを持たせないとカバラグに対して選出択になる。ワイボザシアンに対して聖炎当てたとしても対面100%勝てるわけではないのだけが気がかりだった。

選出率1位

調整

A:せいなるほのおで初めてザシアンの乱数が変わるところ

S:+1で最速100族抜き、環境のホウオウ抜かれ

余りHB

 

〈ムゲンダイナ〉

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特性:プレッシャー

性格:おくびょう

実数値(努力値):247(252)-×-141(204)-165(0)-115(0)-172(52)

持ち物:くろいヘドロ

技:ダイマックスほう/マジカルフレイム/リフレクター/じこさいせい

 

小学生の時に飼ってたムカデがパワーアップして帰ってきた。

幅広い構築に投げてリフレクマジフレを絡めつつサイクル補助を担い、詰めも行う。よくあるこのタイプのダイナは毒毒を採用していることが多いが、この構築ではコンセプトから受けをそこまで崩す必要が無いため、それよりもランドやオーガ等のアタッカーポケモンに対する削りを優先してダイマ砲を採用した。この採用は正解で、リフレクやマジフレを見た途端にダイナを後投げしてくる人が一定数いたため、そこでダイマ砲を撃つと試合が終わった。初めはこの枠はディアルガで採用していたがウーラオスが重すぎたため、変更したところ一気にウーラオスが楽になって良かった。オーガやサンダーも上手く対面させることができればそこまで苦になることはなかったため、変更は正解だったと思う。

選出率2位

調整

S:準速エスバ抜き

H:TOD意識で特化

余りB

 

ポリゴン2

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特性:トレース

性格:ずぶとい

努力値:244-0-252-0-0-12

持ち物:しんかのきせき

技:れいとうビーム/イカサマ/でんじは/じこさいせい

 

オマールのおまる。

ランド入りやバド軸に投げてサイクルを回す。この環境で明確に役割を持てるのはランドぐらいしかいないと思ったため、特性はそのランドに滅法強いトレースで採用したが、ヒヒダルマ五里霧中をトレースするのが致命的に弱かったため特性は諸説。技構成はれいビ電磁波再生は確定で@1の枠は正直何でもよい。バドレックスに攻撃技を撃ったことは一度もなかったため別に攻撃技である必要もない。最終日前日まではテクスチャーを入れて電気タイプに変身してサンダーに強くなったりウーラオスが受かったりしていた。無難にトラアタまるくなる身代わりあたりも強い。

選出率4位

調整

S:麻痺した最速ウーラオス抜き

余りHB

 

ナットレイ

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特性:てつのトゲ

性格:のんき

努力値:252-0-252-×-4-0(個体値0)

技:タネばくだん/ジャイロボール/やどりぎのタネ/てっぺき

 

完全に相棒枠に成りつつある。ずっと見てるとちょっと可愛いと思えてくる。

ザシオーガに対して多分一番強い一般枠。基本的にはカバザシオーガに対して初手に出して有利展開を作っていく。初手ナット+裏ホウオウ、オーガサンダーに強めの伝説でザシオーガは大体勝てる。この技構成だと@1に普通まもるや電磁波の様な技を入れることが多いが、初手のランドロスの剣の舞に対応できなかったため鉄壁に変えた。これによって物理ネクロズマを完封することができるようになったため、変えて正解だったと思う。また、剣舞の無いインファザシアンでナットを見ている相手に対しては先に鉄壁を積むと詰ませることができた。最後の方にジャイロやどりぎ鉄壁を見せた後に草技を切ってオーガを出された際に大草原を撃った時はまさに大草原だった。

選出率3位

 

バンギラス

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特性:すなおこし

性格:しんちょう

努力値:252-0-0-×-204-52

持ち物:カゴのみ

技:いわなだれ/いやなおと/でんじは/ねむる

 

大怪獣バトルでちょっと肩身が狭くなった元祖怪獣ポケモン

イベル軸に投げてイベルに後投げしてから有利展開を作る。ホウオウで型判別した後に特殊であれば安全に後投げして、ダイマを枯らしつつ裏に電磁波を入れてホウオウで切り返していた。物理であれば少し厳しい展開にはなるが無理矢理ダイマを枯らしてホウオウ@1で何とかしていた。こいつ1体だけだと対イベルは不安であるため、ホウオウと合わせてみるようにしていた。イベルとザシアンに一貫する技が電磁波しかなかったため電磁波を入れる都合上チョッキにはできなかったため、ねむカゴで採用した。バンギをステロとつり交換みたいな感じで無理矢理削ってイベルの一貫を作ろうとするような構築に対しては相手の想定外の回復ソースとして働いて強かった。いやなおとはコスパダイナに勝てるように入れたがれいとうビームとの選択。いやなおとのおかげで勝てた試合がそこそこあったので変えなかったが、れいとうビームにしなかったせいでランドとイベルが両方いる構築に対して選出択になっていたのが良くなかった。正直れいとうビームの有無にかかわらず多少の選出択にはなっていたと思うので、この枠は少しコンセプトに合っていなかったように思う。変えるならこの枠。

選手率5位

調整

S:麻痺したS実数値175まで抜ける(176まで抜けるようにしたつもりが間違えて同速になってた)

余りHD

 

〈ドラパルト〉

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特性:すりぬけ

性格:いじっぱり

努力値:0-252-0-×-4-252

持ち物:いのちのたま

技:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/みがわり/りゅうのまい

 

子供でダーツして遊ぶ最低な親。

ジガルデやダイナ軸に投げて隙見て龍舞詰んで崩す。また、TOD勝ちを狙うのが難しいラッキー入りの構築にも出していた。この枠に求める条件はザシアンごと貫くというものがあったため、+1ダイホロウで丁度H振りザシアンを落とせるドラパルトは最適だったと思う。特性はクリアボディも強いが、ジガルデに先に展開されたとしても身代わりを気にせず切り返せるすり抜けで採用した。これによってジガルデ軸に対してかなり余裕をもって立ち回ることができた。身代わりは電磁波や蛇にらみを拒否できるため必須であり、技構成はこれで完結していた。ただ、ドラゴン技が通らない相手にはダイマしないと何もできないため、ダイマするタイミングはかなり難しかった。選出率は一番低かったが、この構築では必須枠。

選出率6位

 

【選出、立ち回り】

主な並びだけ。選出はあくまで参考程度。

 

~ザシオーガ~

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有利。

初手ナットから入ってカバと対面したらやどりぎ、オーガと対面したら種爆弾、ザシアンと対面したらホウオウ引きでインファワイボの有無を確認する、といった初動で有利展開を作ることができる。その他と対面したときも大体引きor居座りでケアが効くためほとんど安定行動で勝てる。最終的には大体ナットを通していた。

 

~バドザシ~

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五分。

初手ホウオウで出し負けるのがランドぐらいなため、ポリを裏に置いてついでにバドまでケアできる。基本的にはホウオウで有利対面さえ作れれば有利展開を作ることができる。最終的にはホウオウを通すことを目標にする。ディアルガを使っていた時は有利構築だったが、ムゲンダイナに変更した一番の弊害で相性五分になってしまった。

 

~ザシイベル~

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五分。

初手ホウオウでイベルのダイマを誘って再生で型判別しつつバンギに引いてダイマを枯らした後にホウオウを通す。ランドがいるとポリを出したくて、カバラグがいるとナットを出したいといったように若干選出択になってしまう。選出を合わせることができれば有利がつく。

 

~ジガルデ軸、ダイナ軸~

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五分。

ホウオウダイナでサイクルを回しつつ隙を見てドラパで崩す。相手にポリがいると不利、いないと有利になる。

 

~イベルネクロ~

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五分。

ネクロにはナット、イベルにはバンギを当てつつサイクルを回してホウオウかナットを通す。最終的にはネクロに対してTODすることが多い。

 

これ以外にも無数の伝説の組み合わせがあったが、挙げていくときりがないため最終日で特に当たった覚えが多いこれらに留める。

 

【重いポケモン

〈瞑想ネクロズマ

基本的にネクロズマナットレイで見ているため、かなり厳しい。最終日勝てなかった一番の要因は増えていたこいつが重かったことだと思う。

 

ゴチルゼル

無理。

 

【最後に】

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 今期は前期(S27)の悔しさを晴らすべく序盤から色々構築を考えて潜ってました。S27の結果からメタ対象をかなり絞って構築を組んでいましたが、そのせいで構築の汎用性が少し低くなってしまって最終日に増えた構築に対応しきることができませんでした。結果思った通りに勝てる試合が少なくなってしまって上手く勝率を上げることができませんでした。最後の最後に魂の上振れタイムが来て最終2桁はぎりぎり到達することができました。正直あまりにも勝てなさ過ぎてこの結果でも凄く嬉しいです。このルールは明らかに僕に向いていないですが、1回ぐらいは理想の構築を作っていい結果を出したいです。

 何かあれば気軽にTwitterhttps://twitter.com/HI_pazpazまでお願いします。

 ここまで読んでくださりありがとうございました¥(_ _)¥

 

【Special Thanks】

一緒に頑張ったたま友窓のみんな、またやる気になったら一緒にやろう

最終日当たった方々、皆さん強かったです

Twitterで応援してくれた方々、励みになりました

 

ありがとうございました¥(_ _)¥