H.I.(ハイ)といいます。S24お疲れさまでした。自己最高最終順位を更新できましたので、構築を紹介させていただきます。面白いポケモンもいるので、是非楽しみに読んでいってください¥(_ _)¥
【目次】
【コンセプト】
①初手ダイマックス構築に対して有利展開を取る
②序盤にアドバンテージを取ってそのまま逃げ切る
③相手視点見えない勝ち筋を通す
【作成経緯】
中盤潜っていると、初手ダイマックス構築がかなり多いと感じたため、そこに勝てるような構築を組むと決めた。初手ダイマックスはこちら視点もわかりにくいことがあるため、相手の初手ダイマとダイマしない場合の選択肢に両対応できる初手ポケモンを考えた。初めは光の壁鬼火ドラパを使っていたが、圧力が低く初手ダイマしてほしいポケモンがしてくれないという事態が多発した。そんな時、ランクマで襷あくびヒヒダルマとマッチングして、まさに僕が求めている性能だったため、真似させていただくことにした。初手からその圧力で多くのポケモンに初手ダイマックスor交代を強制させ、そこにあくびを撃つことでこちらにかなり有利な展開を作り出すことができる。まさに理想といえるポケモンだった。また、腹太鼓を採用することで飛躍的に崩し性能と詰め性能が上がった。あくび腹太鼓の相性◎
・ホウオウ
禁伝枠を考えた時、相手して一番倒しにくいポケモンを使おうと決めた。その結果、候補がイベルタル、ホウオウだったが、イベルタルを使うと秒で15000位まで高速落下したため、潔くイベルタルを諦めホウオウを使おうと決めた。
上記2体では序盤の展開を有利に進めることはできるが、詰めの段階に移行した時、どうしても詰め切れないという事態が多発したため、詰め駒としてザシアン軸のためにサンダー&メタモン、ザシアン軸以外の有象無象の軸のためにカイリューを採用した。ちなみにサンダーには、イベル軸のラッキーを選出させてカイリューで詰めやすくするという役割もある(というかこっちが主な役割)。
上記5体ではあまりにも相手のカバラグ展開が重かったため、その取り巻きを含めて有利な展開を作れるポケモンを探したところ、こいつになった。
【個体紹介】
〈ホウオウ〉
特性:さいせいりょく
性格:ようき
努力値:252-0-4-×-0-252
持ち物:じゃくてんほけん
転生ウッウ。
その異常特殊耐久と優秀な耐性から有象無象の一般ポケモンに後投げから展開していく。弱点保険による崩しから自己再生による詰めまであらゆる仕事をこなせる万能ポケモン。メジャー禁伝のザシアン、イベル、日ネク、ダイナ辺りにも不利を取らないのが偉い。その特殊耐久は目を見張るものがあり、水ロトムやラプラス、サンダーといった一見有利そうな顔して出てくる一般ポケモンから、カイオーガまでをも持ち物の弱点保険と合わせて起点にできる。特に、舐めて熱湯を撃ってくる耐久水ポケモンは格好の餌。逆に、身代わりを入れていないため、毒々には弱め。また、特性の再生力も非常に偉く、普通なら回復しないといけないターンも再生力を盾に強気に殴っていける。さらに、せいなるほのおによるやけどが非常に強力で、本来有利であるはずのランドロスやバンギラス等の後投げをあまり許さない。ただ、火力に一切振っていないため、瞬間火力がそこまで出ない点は注意する必要がある。
選出率2位
調整
最速HSぶっぱ(耐久と+1でザシアン抜きを両立したかったため)
〈ヒヒダルマ〉
特性:ダルマモード
性格:ようき
努力値:0-252-0-×-4-252
持ち物:きあいのタスキ
技:つららおとし/じしん/はらだいこ/あくび
安定択の落とし穴。
間違いなく本構築のMVP。カバラグ以外のあらゆる構築に初手に出してあくび撃って有利展開を作っていく。このポケモンで最も警戒しないといけないのは間違いなく五里霧中スカーフであるため、あらゆる初手ダイマポケモンが初手ダイマor受けに引くという動きを取ってきて、あくびでかなりアドを取ることができた。コンセプトにある相手視点見えない勝ち筋を通す、ということを最も体現していたポケモン。一度あくびを撃った後は何でも好きなことができる。相手が引いてきたなら腹太鼓で崩しに行ってもいいし、交代際につららや地震を当ててもいいし、もう一度あくびで対面操作してもいい。ドヒドイデやテッカグヤ等がまもるをして1ターンで試合が終わることも多々あった。相手視点の安定択である初手ダイマやまもるが何も安定択にならないのがこのポケモンの凶悪さである。壁構築を初手腹太鼓ですべて貫くということもできる(メタモンは知らん)。また、ラストのポケモンに対してこいつであくび+はらだいこという動きも強力だった(ラス1日ネクの時によくやっていた)。ただ、技選択が非常に難しい時も多いので使うには慣れが必要だと感じた。
選出率1位
〈ガマゲロゲ〉
特性:すいすい
性格:ひかえめ
努力値:0-×-0-252-4-252
持ち物:いのちのたま
ブスの中のブス。
カバラグ展開に対して初手に投げてすべてをぶっ飛ばす。基本的にカバラグ+ザシアン、ラグ+ネクロ、カバ+イベルといった構築が多かったので、このブスで大体半壊する。おそらく相手視点ホウオウ軸に入っているということで貯水に見えないこともないので、舐めた選出をされることが多かった。特にネクロ軸はよくこいつで崩壊していた。また、身代わりがかなり強力で、コンセプトにある相手視点見えない勝ち筋を通すことができる。想定外のダイマ枯らしから、ダイウォール媒体、しっぽトリックやウーラオスのふいうち透かしなどめちゃくちゃ役に立った。個人的には特殊ゲロゲの技構成はこれで完結している。ただ、あまりにも数値が低すぎるため、過信して出し過ぎるとめちゃくちゃ負ける。しっかりと役割を持たせてそれ以外には刺さっているように見えても投げないようにすることが大切。
選出率5位
〈メタモン〉
特性:かわりもの
性格:ようき
努力値:252-×-×-×-4-252
持ち物:こだわりスカーフ
技:へんしん
個人的実際に触ってみたいポケモントップクラス。
ザシアン、黒バド軸に投げて変身するだけ。今期はメタモン対策が甘い構築もそこそこあったため、easywinを取れる時もあった(特に黒バド軸)。ただ、基本的にはメタモン受けを呼ぶので、周りでそれらを削る必要がある。最終日はこいつのせいもあってか、ザシアンの被選出率が50%ぐらいだったため、出してもあまり活躍しないということもあった。
選出率3位
〈カイリュー〉
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
実数値(努力値):183(132)-204(252)-116(4)-×-121(4)-115(116)
持ち物:ラムのみ
禁伝枠その2。
本構築の隠れMVP。ザシアン軸以外のありとあらゆる構築に出して、前述のヒヒダルマのあくびと合わせて強力な詰め筋となれる。A特化にすることで凄まじい火力が出る。りゅうまい+はねやすめ同時採用のカイリューが環境に少なかったため警戒されにくく、気づいたときには時すでに遅しということが多々あった。特に、イベル+受けのような構築はこの構築に対してイベル+ダルマ受けのヒトデ+サンダー受けのラッキーで来ることがほとんどだったため、ヒヒダルマでイベルの初手ダイマをいなしつつこちらのカイリューで詰めるという動きが非常に強力だった。また、ラムのみが非常に偉く、ドヒドイデの毒毒や熱湯火傷、ラッキーの歌う、電磁波、ポリ2の電磁波、カバラグのあくび、自身の逆鱗の混乱、サンダーの静電気など発動機会が非常に多く、これもまた相手視点から見えない勝ち筋となっていた。トレースHBポリ2を突破したときはさすがに引いた。
選出率4位
調整
S:+1で準速エスバ、ウツロ、ガブ抜き
A:特化(ダイドラグーンで+1で無振りイベル、+3でHB特化カバを確定一発程度)
余りH端数BD
〈サンダー〉
特性:せいでんき
性格:ずぶとい
実数値(努力値):197(252)-×-143(196)-145(0)-110(0)-128(60)
持ち物:アッキのみ
技:ほうでん/ぼうふう/でんじは/はねやすめ
世界最強の置物。
ザシアン軸に投げて詰ませる。つもりだったが、実際は他で事足りることが多く、ほとんど出さなかった。ただ、相手にラッキーの選出を強制させたりと、環境トップのこいつにしかできない役割があったため、外すという選択肢はなかった。たまに出すとしっかり活躍してくれた。電磁波を入れることで対面からなら最速鉢巻以外のすべてのノラゴンに勝てる。
選出率6位
調整
S:準速75族(ノラゴン)抜き
余りHB
【選出、立ち回り】
主な禁伝だけ。勝率は体感。全てこの通りの選出をしていたわけではないので参考までに。
~対ザシアン軸(カバラグ以外)~
+
or
五分五分。
初手にダルマを投げてあくびから展開を取っていく。サンダーやエスバが初手ダイマをしてくれたら大体有利に進めることができる。ポリとノラゴンが重めなのでそこだけ意識して立ち回る必要がある。上手いことホウオウを通す展開を作る。
勝率6割
~対ザシアン軸(カバラグ)~
五分五分。
大体カバかラグが出てくるため、ゲロゲで崩壊する。初手ダイマ+襷+メタモンという王道対面構築のような動きをする。ちなみにラグを出されないと大体負ける。
勝率6割
~対ムゲンダイナ軸(受け以外)~
+
or
or
有利。
初手ダルマから展開してホウオウ、カイリュー、ゲロゲ、メタモンの誰かを通す。基本的にはホウオウかゲロゲを通すことになる。相手のバンギが非常に重いので注意が必要。
勝率7割
~対イベル軸~
+
or
超有利。
初手ダルマを出してあくびを撃つ。引いてきたらそこから腹太鼓、ダイマしてきたらダルマを切ってカイリューで龍舞して貫く。相手の選出は大体イベルラキドヒド。カバドリイベルにはゲロゲを通す。今期勝てた理由はイベル軸にeasywinとりまくったのが大きいと思う。
勝率9割
~対日ネク軸~
有利。
なぜかめちゃくちゃゲロゲを舐められるので、ゲロゲを通して大体勝てる。初手はダルマかゲロゲ。ガエン入りに対して初手ダルマから入って、ガエン対面捨てゼリフ読みで腹太鼓するとなんか守るされて2回ぐらい1ターンキルした。こちらが先行ダイマを切る関係上、相手のネクロのダイマをゲロゲの身代わり等を絡めて上手くいなして詰める必要がある。
勝率8割
~対カイオーガ軸~
から3体
不利。
ゲロゲが特殊である関係上、オーガがめちゃくちゃ重い。ホウオウで初手ダイマできそうな構築は勝てるが、そんな構築終盤にはほぼ存在しなかった。カイリューで隙を見て龍舞を積めれば貫ける。壁オーガはマジで無理。
勝率5割
~対黒バド軸~
(
)から3体
五分五分。
あまり当たらなかったのでそこまではっきりした立ち回りはない。強いて言うなら隙を見てカイリューやホウオウで先行ダイマを切ってメタモンやその2体で詰めるみたいな感じ。ラグ黒バドみたいな構築はゲロゲを出すが、大体負ける。
勝率5割
~対ゼルネアス軸~
五分五分。
大体壁展開なので、初手で腹太鼓を積んですべてを葬り去る。裏のメタモンは出てこないことで対策とする。
勝率6割
~対ゼクロム軸~
+
or
五分五分。
壁展開なら初手腹太鼓、その他はあくびからうまく展開する。ゼクロムはダイサンダーであくび無効にしてくるので、ゲロゲで透かすことが必要になってくる。意外とメタモンやゲロゲが通ったりする。
勝率5割
~対ジガルデ軸~
五分五分。
初手ダルマから展開して、ラムを盾にカイリューで龍舞をする。カイリューが通れば大体勝てる。逆にムドー等のカイリューが止まる相手がいるなら大体負ける。相手のメタモンも意外ときつい。
勝率6割
~対その他有象無象初手ダイマ禁伝軸~
@1
有利。
初手ダルマのあくび展開で大体勝てる。
勝率7割
~対受けループ~
不利。
当たらないことで対策とする。腹太鼓でワンチャン。
勝率0.1割
~対ザマゼンタ軸~
超絶圧倒的有利。
禁止伝説枠がエースバーン。
勝率10割
【重いポケモン、並び】
〈ラプザシ+ラグザシ〉
両対応不可能。なんか最終日意外と勝てた。
〈ポリゴン2〉
毎回構築組むとこいつが重くなる。びっくりダイマ以外の倒し方わからん。
〈バンギラス〉
なんも考えずに組んだら鬼のように重くなった。ゲロゲぐらいしか勝てん。
〈メタモン〉
あまり出されなかったが、いざ出されるとめっちゃきつい。
〈カイリュー〉
ザシアン軸以外でこいつが重くない軸存在しない説。
思いついたのはこんな感じ。多分探せばもっといる。
【最後に】
今期は中盤に大会があったおかげでポチべがムゲンダイマックスしており、最終1桁を目標にやってきました。ただ、兆しは見えていたものの、中々構築を完成させられず、結局構築が完成したのが最終日前日になってしまいました。なので、全然最終日自信ありませんでしたが、意外と構築がよかったみたいで2ロムR2030↑(30位ぐらい)まで行くことができました。しかし、そこから勝ち切ることができず、最終1桁には遥か及びませんでした。確か後R50ぐらいないといけなかったはずです。また最上位勢との力の差を見せつけられたシーズンとなってしまいましたが、少しは近づけたのかなとも思います。いつか届くと信じて頑張ります。
ちなみに、お風呂に入りながらTN何にしようかなと考えていたら、なぜか「お風呂が沸きました」というよくある音声が脳内で再生されたのでこのTNになりました。なんかあんまり好評ではなかったみたいなので、来期はもっと面白いTN考えます泣
何かあれば気軽にTwitter→https://twitter.com/HI_pazpazまでお願いします。
ここまで読んでくださりありがとうございました¥(_ _)¥
【Special Thanks】
一緒に頑張ったたま友窓のみんな、ほどほどにがんばろう
最終日当たった方々、最高に楽しい対戦をありがとう
Twitterで応援してくれた方々、励みになりました
ありがとうございました¥(_ _)¥