H.I.(ハイ)といいます。S22お疲れさまでした。レート2100には及びませんでしたが、最終2桁を達成することができましたので、構築を紹介させていただきます。結構面白い構築になっているので是非読んでいってください¥(_ _)¥
【目次】
【作成経緯】
今期は前期と同じ理由でムゲンダイナ軸を煮詰めていた。しかし、中盤に、ザシアンドランが増えたの等、明らかにダイナメタが目立つようになったため、こいつでは勝てないと思い、色々禁伝を試した。しかし、どれも上手くいかず、禁伝から組み始めるというのがよくないのかもしれないと気付いた。
そんな時、とある方が最速眼鏡レヒレ+スカーフメタモンを使っていて、強そうだったので、この2体から組み始めることにした。
禁伝が一緒だと型バレ等のリスクがあると感じたので、禁伝枠はストレスフリーでメタモンと非常に相性が良いカイオーガを採用。型は、撃ち分けできて速い方が強いと感じたので最速チョッキ型にした。
こうなると対面構築になってくるので、襷枠として雨と相性がよく、意外と襷が警戒されない水ウーラオスを採用。
ここまでで相手のムゲンダイナ軸がきつかったのと、ザシアンや黒バドにも初手に出して行けて、何より意表がつけるため、鉢巻カバルドンを採用。
最後は、あまりにも草技が一貫しすぎており、ゴリランダーで世界が崩壊するため、ゴリランダーに強く、対面操作技が安定択になるハッサムを採用。
構築が完成した。
【個体紹介】
※選出率は全部同じぐらい
〈カイオーガ〉
特性:あめふらし
性格:おくびょう
努力値:0-×-4-252-0-252
持ち物:とつげきチョッキ
技:しおふき/ねっとう/かみなり/れいとうビーム
原始に回帰することを忘れた悲しきシャチ。
サンダーに並ぶ最強の上振れモンスター。基本的に裏から出して有利対面脳死しおふきしていた。初手に出すと読まれやすいのでほとんど初手に出すことはなかった。ある程度HPが削れても、熱湯の火力がそこそこ高く、エスバ程度の耐久なら一撃で倒せるため、打ち合い性能や荒らし性能が非常に高い。チョッキを持っているので、サンダーやコケコ、ボルト対面は基本的に突っ込む。というか引けないので突っ込むしかない。いかに無償で有利対面を作れるかが重要なため、つり交換も積極的に行った。また、Sを最速にすることで、ミラーや準速のウーラオスやヒヒダルマ等の上を取れるのが偉い。火力が足りなくて負けた試合も結構あったので最速、準速どっちが良いかは諸説。通れば強いけどあんま通らん。
〈カプ・レヒレ〉
特性:ミストメイカー
性格:おくびょう
努力値:0-×-4-252-0-252
持ち物:こだわりメガネ
全世界待望、元祖ヤンキー魂の帰還。
初手や裏から刺さっている相手に出して、眼鏡高火力やトリック挑発で崩していく。ザシアン軸以外の構築には対禁伝性能もそこそこ高いため、通りが非常に良かった。特に、イベルやネクロ、ホウオウ軸には崩しの駒として必ずと言っていいほど選出していた。逆に、ザシアン軸に出すとザシアンに簡単に受けだされて有利対面を作られるのが嫌で、ほとんど出さなかった。挑発がいい味を出しており、トリックを入れた後に、本来レヒレに勝てる相手を機能停止にさせることができるのは、非常に強力だった。トリックで相手の持ち物引っ搔き回すの楽しい。
〈水ウーラオス〉
特性:ふかしのこぶし
性格:いじっぱり
努力値:0-252-4-×-0-252
持ち物:きあいのタスキ
技:すいりゅうれんだ/インファイト/アクアジェット/カウンター
ないものねだりみたいにゆらゆらゆれてる。
初手や裏から出して、目の前の相手を対面的に処理しつつ、アクジェ等で裏にも負荷をかけていく。ほとんどがこだわり持ちだったため、襷がほとんど警戒されなかった。特に、ザシアン軸はほぼ初手にザシアンを出されるので、カウンターで仕留めに行く。カバザシノラゴンの選出をされると、対面こいつに勝てるやつが誰もいない。また、カイオーガの雨と合わせることで、すごい火力が出る。指数で言うと、無振りムゲンダイナを水流2回とアクジェで乱数で倒せるほど。後出しを許さないため、アタッカームゲンダイナと判断した場合は、普通に試合に出していた。HB特化サンダーもインファ+雨水流で乱数で落とせたりする。このように雨と合わせることで、対面性能がありながら、受けだしも許さない非常に強力なポケモンになる。襷のおかげでかなり強気に選出できるのも良い。個人的今期の勝ち馬の1体。
〈カバルドン〉
特性:すなおこし
性格:しんちょう
実数値(努力値):190(52)-158(204)-138(0)-×-136(252)-67(0)
持ち物:こだわりハチマキ
墓地から主を助けるために蘇生した勇敢なカバ。実際は慎重。
とにかくいけそうな構築に出して初手で相手の世界を終わらせる。こいつを出す試合は基本的に引かない前提なので、レヒレやノラゴンと対面しても突っ込む。ダイナ軸は初手大体こいつから入っていた。ここまでDを振ると、無振りスイクンの熱湯2回や、レヒレの眼鏡なみのり、ようきウルガモスの+2ギガドレインを耐えたりする。ただ、黒バド軸にはあまり投げなかったのでD方面の調整そのものはほとんど活きず、火力が思ったよりなかったため、もう少しAに回しても良かったと思う。参考記事から氷のキバ→エッジに変えることで、CSサンダーに対面勝てるようになる。正直ランドはほとんど出てこなかったため、この変更は正解だった。
参考にさせて頂いた墓地(今期も書く予定です^ ^)↓
調整
HD方面:無補正C252黒バドの眼鏡アストラルビット乱数1発(6.2%)
A:じしんでH252B0ザシアン・無振りムゲンダイナ確定1発、馬鹿力でB4振り悪ウーラオス確定1発
〈メタモン〉
特性:かわりもの
性格:なまいき
努力値:252-×-×-×-×-0(最遅)
持ち物:こだわりスカーフ
技:へんしん
ポケモン界のスライム。
へーんしーん!!するだけ。と見せかけて意外と難しい。上手く言葉にはできないが、かなり先の展開まで見越してプレイしないと真価が発揮されない。特に、一般枠に変身すると禁伝枠と違ってパワーが低いため、かなり弱くなってしまい、簡単にやられてしまう。このポケモンはマジで練度と強さが比例すると感じた。とりあえず、禁伝をコピって全抜きできる場を作り出すことを意識して立ち回れば、ある程度は使える。また、一部で襷メタモンを使っている人を見かけたが、個人的にはあり得ない。スカーフを他に取られているならまだしも、あえて持たせるのはさすがに弱いと感じた。明らかに襷なら50%で負けているという試合がほとんどだったし、襷だと試合プランを立てにくい。非常に強力なポケモンだが、持ち物バレするというのが唯一の欠点。
〈ハッサム〉
特性:テクニシャン
性格:いじっぱり
努力値:252-252-4-×-0-0
持ち物:ゴツゴツメット
寒いことに気づいたハッサム「はっ!寒い!」
ゴリランダー入りとゼルネ入りに投げて、それらの役割対象に後出しから処理を任せていた。前期はHBで使っていたが、この構築におけるハッサムの役割が対ザシアンではないため、Bに振るより火力を上げたほうが負荷がしっかりかかって良いと思ったため、HAで採用した。結果的にかなり成功だったといえる。特に、ゼルネアスへの削りは段違いになった。ただ、その弊害で、珠ゴリラの10万馬力+馬鹿力で死ぬ。結構やばい。ゴツメを持たせているのは、ゼルネのドレインキッスや、ゴリラへの削り幅を高めたかったため。オボンでもよかったと思う。ゴリラがあまりにも刺さり過ぎているため、逆にこいつを出して腐ることはなかった。
【選出、立ち回り】
主な禁伝だけ。勝率は体感。全てこの通りの選出をしていたわけではないので参考までに。
~対ザシアン軸~
有利。
初手に水ラオスを投げてザシアンを持っていくのが理想。相手の選出は大体ザシアン+サンダー(ザシアン受け)+@1であり、ザシアンを倒せばオーガが通り、サンダーを削ればザシアンに変身したメタモンが通るため、そこを目指す。上手い人になると初手ザシアンラオス対面サンダーに引いてくるが、引いてきたとしてもウーラオスを切り気味にサンダーを削って、+2ザシアン圏内に無理やり入れる。やればやるほどパターン化できる構築なため、試合はやりやすい。
勝率7割
~対ムゲンダイナ軸(受け以外)~
+
or
微有利。
ほとんど初手にダイナを出されるため、鉢巻カバを合わせて崩壊させていく。もし初手でダイナを持っていければあとはオーガ+@1で大体詰めれる。地震を耐えられたとしても、残りHPがわずかで何も受からなくなっているので、オーガやその他で有利対面取れれば崩せる。どれだけ火力があるダイナでも、アタッカーならオーガが対面負けないため意外とやりやすい。逆に耐久ダイナだときつい。
勝率6割
~対黒バド軸~
+
から2体
不利。
誰から入ってくるかも人によるし、選出も人によるしで中々安定した選出を確立することができなかった。黒バドに対面勝てる駒が、型次第ではあるのがカイオーガ、カバルドン、メタモンで、大体勝てるのが水ラオス。水ラオスも耐久振りスカーフならきつい。また、メタモンを出すか出さないかの選出択になっていることがかなり多かった。といった感じですべてが相手依存であったため、安定して勝つのは僕の実力では厳しかった。
勝率4割
~対ゼルネアス軸~
(
)
有利。
壁であれば上記の3体を出す。基本的な立ち回りは次に示す。
初手の壁貼り要因(ほぼオーロンゲ)を壁ごと潮吹きで突破→ゼルネアスに一発上から潮吹き撃つ→ハッサムにすぐ引いてバレパン連打→死に出しメタモンでゼルネ倒す→ラスト1体(大体ガモス)をメタモンオーガで詰める
このように壁ゼルネに対しては非常に安定した立ち回りができるため、勝率はほぼ100%。壁じゃない場合にはメタモンの代わりにレヒレを出したりもしていた。
勝率9割
~対カイオーガ軸~
+
から2体
不利。
相手がオーガナットサンダーであれば大体負ける。ナットの代わりにゴリラが入っていれば、ハッサムをゴリラに合わせて、とんぼで対面操作して、オーガで負荷をかけていけば勝てる。実際はゴリラレヒレ対面やゴリラオーガ対面は全部突っ込んで全部通った。それ以外のオーガ軸にはオーガミラーで大体勝てる最速チョッキ型にしているのでわりと五分五分に立ち回れた。
勝率4割
~対イベルタル軸(受け以外)~
+
or
(
)
五分五分。
初手大体イベルから入ってくるのでそこにレヒレを合わせて、受けに来る相手にトリック挑発を決めて崩しに行く。イベルを削るとハッサムが通る構築も結構あったので、通すポケモンを選出段階で決めておくのが大事。ヌケニン相手にはカバしか有効打がないので、カバを強制選出させられる。ただ、ストーンエッジでイベルにいいダメージが入るので割と活躍はしてくれる。
勝率5割
~対日ネク軸~
+
or
微不利。
日ネク自体は有利だが、ほぼ確実に一緒に入っているトリトドンが重すぎて無理。レヒレのトリック挑発でいかに崩せるかで試合が変わる。また、ネクロ側にコスパがなければ意外とハッサムがきついため、よく選出していた。トリトドンを崩せるかどうかで試合が決まる。
勝率4割
~対ジガルデ軸~
有利。
基本的にはレヒレから出して、ヌケニンにカバを合わせて砂で処理して、レヒレオーガを通す。エスバ入りにはカバから出して、エスバをうまく処理しつつレヒレオーガを通す。というように、基本的にレヒレオーガを通すために弊害となるポケモンをカバで倒すというイメージ。ジガルデ自体は全然きつくないため、割とカモれる。
勝率8割
~対受けループ~
不利。
当たらないことで対策とする。
勝率0.1割
【重いポケモン、並び】
〈受けループ、ラキヌオーのような受けサイクル〉
当たらないことで対策とする。実際、ゴチルが増えすぎたせいでマジで受けループが減っていて、切ったのは正解だった。
〈トリトドン〉
多分今期の最終2桁のオーガ軸中最もこいつが重いと思う。構築を見たらわかるがマジで崩せない。レヒレのトリックぐらい。
〈ナットレイ〉
トリトドンほどではないが、かなり崩す手段に乏しくなる。特に、HDであればオーガに後出しできるため、裏への負荷も相まってかなりきつい。
電気の一貫がすごいのでボルチェンが普通にきつい。
【最後に】
今期も前期同様始まった当初は最終1桁を目標にやってました。しかし、前期以上に中々勝てなくて何なら20や2桁も怪しいぐらいだったので、とりあえずある程度勝てる構築を組むという方向にシフトしました。そして出来上がったのがこの構築です。見ての通りタイプや弱点が被りまくって、かなりいびつな構築になってしまったので、上に行くことはできないと判断し、最終日夜に目標最終2桁に変更しました。結果、当初の目標であったレート2100に到達することはできませんでしたが、最終2桁には残ることができました。最上位勢との差を感じるシーズンになりましたが、引き続き強い構築を作れるように頑張ります。
最終日魂込めすぎて疲れたので、来期こそはほどほどに頑張ります。これ毎シーズン言ってる気がする。
何かあれば気軽にTwitter→https://twitter.com/HI_pazpazまでお願いします。
ここまで読んでくださりありがとうございました¥(_ _)¥
【Special Thanks】
一緒に頑張ったたま友窓のみんな、諦めない精神凄すぎて刺激貰った
最終日当たった方々、今月も楽しかった
ゴチルゼルを使って受けを減らしてくれた方々、マジで助かりました
Twitterで応援してくれた方々、励みになりました
ありがとうございました¥(_ _)¥