The Apocalypse

世界の終わり

【S9最終308位R2004】ジバラオスサイクル

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 こんにちは、H.I.(ハイ)といいます。前シーズンに引き続きレート2000を達成できましたので、その構築を紹介させていただきます。それにあたって下記の構築を参考にさせて頂きました。まだの方はぜひこちらの記事も読んでみてください。

※掲載許可は頂いております。 

 

・作成経緯

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 S9ではサイクル構築を使おうと決めました。しかし、サイクル構築に関しては、YouTubeで見ていたぐらいで実際に使うのは初めてだったため、 構築の組み方がよくわかりませんでした。そこで強い構築を自分なりにアレンジすればよいと思い、S8上位のサイクル系の構築記事を読み漁りました。そこで上記の悪ウーラオスジバコイルのサイクル構築を見つけました。僕自身、S8では悪ウーラオスジバコイルを用いた対面構築を組んでおり、この2体の相性が良いことは知っていたため、この構築を軸にアレンジしていくことにしました。

 実際に使ってみたところ、サイクル戦をしているとギャラドスが想像以上に疲弊してしまうと感じました。そこで、回復アイテムを1度きりのオボンのみではなく、永久的に回復でき、まもるとの相性も良い食べ残しに変更することにしました。また、後半は少なくなりましたが、ダイマポリ2に対して安定して後投げできるようにジバコイルの特殊耐久を少し上げました。これで軸となる3匹は決まりました。

 残りの3体に関しては1ヶ月間様々なポケモンを試しました。

最終的には、重かったルガルガンのステロ展開やロトム系統、パッチラゴンに対して強く出れ、ウーラオスの刺さりが悪いときに代わりに出せるハチマキドラパルト。

同じく重かった天候系、パッチラゴンに強く出れ、攻撃的な積み展開へのストッパーとなりえるアッキミミッキュ

これら5体で重いと感じたゴリランダーや受けループ、防御的な積み展開、壁展開などをすべて無理やり突破できるピントレンズトゲキッス

これらの3体になりました。

 

・個体紹介

〈悪ウーラオス

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特性:ふかしのこぶし

性格:いじっぱり

努力値:0-252-4-×-0-252

持ち物:こだわりスカーフ

技:あんこくきょうだ/インファイト/かみなりパンチ/とんぼがえり

 

大体の試合で先発に出して、とんぼがえりからの対面操作をしていた。

水ウーラオスとの大きな違いはドラパルトに強いということ。他にも細かい違いはあるが、ほぼこの1点のみで悪を採用していた。水にすることでミラーにも強くなるため、ドラパルトを重く見ないのであれば水のほうがよかった気がする。あとはゴリランダー入りに対して臆さず出していけるのも良い。強いわけではないが。

かみなりパンチの枠は他に、アイアンヘッドストーンエッジを試した。

かみなりパンチは対トゲキッスアシレーヌマリルリ入りサイクルに対して崩しを行え、ギャラドスに対してダイサンダーで大ダメージを与えることができる。

アイアンヘッドは対トゲキッス、ピクシー、ニンフィア入りサイクルに対して崩しを行える。

ストーンエッジは重過ぎる初手ダイマリザードンに対してイージーウィンをとれ、ダイマ無しでのトゲキッスへの最高打点になる(1回だけストーンエッジなら勝てた試合があった)。ほぼ読まれない。

というようにそれぞれ役割が全然違うため一概にどれがいいというわけではない。かみなりパンチを採用した理由は、上記の中で一番環境に多いと感じたのがアシレーヌトゲキッスギャラドスだったから。ちなみに、ギャラドスに関してはA1↓かみなりパンチと急所あんこくきょうだのダメージがあまり変わらないため、自身がダイマックスしないのであればギャラドス意識で採用する必要はないのかなと感じた。僕自身ギャラドス交代読みをする場合はあんこくきょうだを打っていた。

後半、相手のようきスカーフが増えた気がするのでミラー意識でようきにしても良かったかもしれない。

 

ジバコイル

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特性:アナライズ

性格:ひかえめ

努力値:252-×-0-164-92-0(個体値28,実数値79)

持ち物:とつげきチョッキ

技:てっていこうせん/ラスターカノン/10まんボルト/ボルトチェンジ

 

基本後手に出して、悪ウーラオスがきつい特殊フェアリー等に対して後投げ→ボルトチェンジしてた。2サイクル目以降は交代読みされるリスクがあるため、状況を考えた上で投げるかどうか判断してた。

電気の一貫がある相手に対して、有利対面をとった時のボルトチェンジはすさまじい破壊力。

トゲキッスに初手交代読み炎技打たれた時は一人で発狂してた。ちなみにかえんほうしゃ程度なら割と2発耐えたりする。

害悪系に対して強く、トリックに対して投げてチョッキを渡すことで嫌がらせをすることもできる。オーロンゲやエルフーンによくやっていた。

受けループにも割と強め。

耐久調整:ポリ2のC1↑トラアタ参照ダイアタックもしくはアナライズはかいこうせん参照ダイアタックを5.5%の乱数3発、ほぼ4発。

素早さ調整:ポリ2の下からボルトチェンジ→ウーラオスで処理を行うため実数値を1落としている。これは元の記事からの受け売りであるが、まじで天才だと思った。最遅にしない理由は無振りマリルリ等の上をとりたいから。

 

ギャラドス

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特性:いかく

性格:わんぱく

努力値(実数値):180(193)-4(146)-92(122)-×-20(123)-212(128)

持ち物:たべのこし

技:たきのぼり/とびはねる/まもる/りゅうのまい

 

まじで有能。

エースバーンやギャラドス等の物理アタッカーに対して後投げしてサイクルを回してた。こいつの一貫を作って詰めることが多かった。飛び跳ねると守るによるダイマ枯らし性能も非常に強力で、一方的にダイマを使う試合も数多くあった。

先述の通りオボンのみから食べ残しに変更することによって守るが非常に有用に働いた。特に先制技圏内からぎりぎりのがれるという動きが強かった。他にも想定外のダイマ枯らしやフィールド枯らし、技確認といった幅広い用途がある。エースバーンからこちらへの打点が飛び跳ねるしかない場合、ダイマを切らせれば一方的に起点にできたりもする。守るの代わりにじしんにすることによってジバコイルに強くなるが、守るで拾った試合が多すぎたため最後まで守るを使用した。

火力面に関してはりゅうのまい頼りな部分はあるが、それでも元の種族値が高いため十分だった。

素早さに関しても、ここまで振っておけば基本的にミラーに負けることはなかったと思う。

耐久調整:HPを16n+1にして最低限の物理耐久を確保しつつダウンロード対策を実現。

素早さ調整:S1↑で最速エースバーン抜き抜き抜き抜き。準速75族抜き。ミラー意識でラインを1上げた。

我ながらかなりきれいな配分になったと思う。

 

〈ドラパルト〉

f:id:HIpoke:20200901081513g:plain※なんか薄い

特性:クリアボディ

性格:ようき

努力値:0-252-0-×-4-252

持ち物:こだわりハチマキ

技:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/ふいうち/とんぼがえり

 

机上論では最強だったがフェアリー多すぎて全然出せなかった選手権ナンバー1。

3連続ぐらいでルガルガンのステロ展開にぼこぼこにされた殺意から生まれた。マジで強いと思っていたが、現実はそんなに甘くなかった。

基本的にはロトムやパッチラゴン入りに対して初手に投げてウーラオスと同じようなことをしていた。ただ、火力はウーラオスよりも出るため、削りとしては優秀だった。ダイホロウがあるためアッキミミッキュに対して割と強く出れたのは予想外だった。ふいうちは一度も打たなかったが、他に欲しい技もなかったためそのままになった。

HB以外のポリ2の後出しを許さない点は非常に強力だが、選出画面でポリ2が異様な圧を放っているせいで結局出せない。

逆にこちらのドラパルトの圧で相手のパッチラゴンの選出をある程度抑制できたと思う。いや、思うことにする。

特性に関してもクリアボディが発動する機会はなかったが、すりぬけや呪われボディが欲しいと思ったこともないため、一番この型にあっているクリアボディを最後まで使い続けた。

まじでフェアリーとポリ2やばい。

 

トゲキッス

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特性:きょううん

性格:おくびょう

努力値:4-×-0-252-0-252

持ち物:ピントレンズ

技:エアスラッシュ/マジカルシャイン/かえんほうしゃ/わるだくみ

 

うんげ。

適当に入れたらなんか強くて最後まで残った。積み展開や壁展開が見えたときは積極的に投げていた。エースバーンがいなければギャラドスの代わりにこいつを出すことが多かった。ただし、こいつを出すと思考力が低下するという弊害があるため出しすぎは注意が必要。急所で勝った際はてんめぐよりはましと自分に言い聞かせることで罪悪感から逃れられる。

わるだくみの枠はげんしのちからも考えたが、ダイウォールが欲しいのと、対受けループにおいてハピナスラッキーを無理やり突破するためにわるだくみが必要だったため結局そのままにした。

ミラー意識と+1でドラパを抜くために最速は必須だと思う。

 

ミミッキュ

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特性:ばけのかわ

性格:いじっぱり

努力値(実数値):228(159)-156(143)-28(104)-×-4(126)-92(128)

持ち物:アッキのみ

技:じゃれつく/ゴーストダイブ/かげうち/つるぎのまい

 

選出がわからんくなったらとりあえずこいつ出しとけば何とかなった。

ドレインパンチは欲しい場面が対ジバコイルぐらいでそれもダイホロウでいい場面が多かったためゴーストダイブに変更した。これにより高威力ダイホロウを打てたため、非常に強力だった。アッキミミッキュのダイホロウは基本的にかげうち参照であるため、相手に想定外の火力を押し付けることができた。意外にも、本来の役割であるはずのダイマ枯らしにゴーストダイブを使うことはなかった。

エースバーンやゴリランダー、ドリュウズが相手にいる場合出しにくいというのはやはりネックだった。だが、刺さっている相手にはとことん刺さっていたため、出したら大体活躍してくれた。パーティにいるだけで安心感がすごい。

火力調整:補正がかかって無駄がない実数値143。

耐久調整:物理特殊両方面である程度の耐久を確保するためにHP16n-1(天候ダメ、皮ダメ最小)で最大値となる159。残りB。

素早さ調整:準速75族抜き。ギャラドスと一緒。

 

・選出、立ち回り

基本選出は

ウーラオス(ドラパルト)+ジバコイルギャラドス

有利対面を作ってとんぼがえりとボルトチェンジでサイクルを回して最終的にどれか1体を通す。基本はギャラドスを通していた。タイプ受けと数値受けの半ばみたいな感じだった。交代読みを決められると崩壊するため、ジバコイルで有利対面をとって下からボルトチェンジを打つことを意識していた。逆に、苦しいサイクルを強いられている場合は、ウーラオスのダイサンダーなどで役割破壊を行って相手のサイクルを破壊することを意識していた。ちなみに、とんぼがえりとボルトチェンジを交互に打っているだけで害悪型エルフーンをほぼ完封できる。

他の選出

ウーラオス(ドラパルト)+ジバコイルトゲキッス

エースバーンやドリュウズがいない相手にはよく出していた。立ち回りは基本選出の場合とほぼ一緒。ギャラドスと違いトゲキッスダイマ時の火力が高いため、先にダイマしてこちらから仕掛けにいくことが多かった。

 

・苦手なポケモン

ヒートロトムウォッシュロトム

有利といえるのがドラパルトくらい。サイクルが不利になりがち。大体ウーラオスで無理やり処理していた。最速スカーフはきちい。

〈ゴリランダー〉

火力が高すぎて受けれん。3体で何とか受けまわしながらギャラドスで3回ぐらい威嚇を入れていた。

〈ステロあくびカバルドン

あくびループ入るとほぼ確実に実質1体は持ってかれる。とんぼがえり打ってるだけでめっちゃステロ入る。ただ、なぜかそんなに出てこなかったのでよかった。

〈水ウーラオス

相手によってやってくる行動が様々であるため明確な対処方法がドラパルトしかない。ドラパルトを出さない場合は何とかサイクルでごまかしていたが、倒すのに何サイクルも要するため、相手に交代読みをされやすかった。

 

・最後に

最終順位&レート

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 今シーズンは最終2桁を目標にして頑張ってきましたが、後半になるにつれて力の差を痛感しました。今度こそは最終2桁とりたいと思います。来シーズンからはまた新しい環境になるので楽しみです。ではまた。